龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCの応援、ソロキャンプ、それに読書、そしてコペンな日々をメモしています。

nemonicの使い勝手

2018年01月25日 16時49分00秒 | ガジェット
付箋紙プリンタのnemonicを使い始めて、いろいろ気づいたこと。

まず○から。
①印刷が速い。
②複数(20台?)端末で利用可能
 (Bluetooth接続)
③手書きも写真も打ち込みもok.
④Dropboxとの連携も可能。
⑤結構デザインが可愛い。
⑥別のソフトからも印刷できるプラグインが、用意されており、写真など、自在に(クオリティはそれなりのイラスト風です、念のため)

次に×を。

①ロール紙が、付箋よりはちょっと高めか?楽しいのでついたくさん使いたくなる。
②写真×イラスト×活字の混在は苦手。
③文字間や行間の調節ができない。
④一枚の付箋に文字列オブジェクトが一つのみ。凝った遊びをするには手間がかかる(出来ないわけではないが簡単でもない)。
⑤印刷に失敗しましたというエラーがしょっちゅう出る(実際には滞りなく出来ているのに)。

結論。
とにかく付箋にメモするのが楽しくなる。色々な付箋の枠を自分でこしらえ、保存しておける楽しみは 「かなり」幸福度が高い。不満な点もあるが、 「買って良かったガジェット」になりそうな予感である。

國分功一郎 「How to read Deleuze」

2018年01月25日 07時40分09秒 | 大震災の中で
國分功一郎さんがソウル大学のドゥルーズワークショップで発表した論文「How to read Deleuze」

を読んだ。まず驚いたのはGoogle翻訳の読みやすさ。翻訳ソフトが進化してることを実感した。
しかし一方、これはもしかすると 「國分功一郎的なことば」
が持つ圧倒的な読みやすさの効果なのかもしれない。Google翻訳にとっても國分さんの文章は読みやすい、のだとしたら、これはスゴいことですね(^_^)

http://www.academia.edu/35744293/How_to_read_Deleuze_neurosis_schizophrenia_and_autismhttp://www.academia.edu/35744293/How_to_read_Deleuze_neurosis_schizophrenia_and_autism

内容は、19世紀を象徴する 「病い」が神経症(フロイトによる)であり、20世紀を象徴するそれが統合失調症(ラカン←ドゥルーズ=ガタリが前景化した)であったとするなら、21世紀を象徴する「障害」は自閉症(ドゥルーズによる)である、という枠組みが作業仮説として成立するのでは?というお話。
(フロイトはいいとして)もちろんラカンの 「原抑圧」とかドゥルーズの 「無人島」とか理解しなければならない概念はあるけれど、とても興味深い。


ちなみに、もう少し正確に言えば

神経症→フロイト
統合失調症→ガタリ(ラカンから別れての)
自閉スペクトラム症→ドゥルーズ

という感じになる(読み返してみたら)。

フロイトからラカン、
ラカンからガタリ、
ガタリとドゥルーズ
という流れはもちろん切断されつつもつながっているから、そのあたりの丁寧な表現の機微は直接本文を当たってほしい。

ガタリとドゥルーズの分離は國分さんがいつもちょっと触れていた話だが、ここではよりはっきりと示されている印象を持った。

千葉雅也『動きすぎてはいけない』
國分功一郎『ドゥルーズの哲学原理』
村上靖夫『自閉症の現象学』を
復習読みしたくなった。