龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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試乗記:マツダ6ディーゼルターボ(XDLパッケージ)

2019年08月10日 08時40分36秒 | クルマ
試乗車はマツダ6(今までアテンザと呼ばれていたクルマです)ディーゼルターボの最上車種(XD Lパッケージ)。

以下その私的な感想を書きます。
短時間の個人的感想ですから、バランス良く見ることはかないません。何かの参考になれば。

①圧倒的に美しい!

色はソウルレッド。街でもよく見かける最近のマツダ車を象徴する色の系統だが、角度によって色が変化し、ついこちらが「ためつすがめつ」見入ってしまうディテールの豊かさがある。
車体が描く立体的な曲線が、味わい深い赤をさらに引き立てているのだろう。
外側からクルマを見てこんなに素敵だと思ったのは初めての経験だ。
この色でなければ、と思わせる魅力がある。カタログでまただけだが、青も黒もシルバーも、深みのある色のようである。

②噂には聴いていたが、静か!

これはマツダのスカイアクティブディーゼルに乗った人誰もがいうことだから今更、なのだろうが、本当に静かだ。営業の方が
「最近は静かなのが当たり前になってしまって、お客様にインパクトを与えない〈普通〉になってしまった」
と言っていたが、むべなるかな。

時折(停車時のある瞬間や、低速時)に遠くでそれらしい(カラカラ)音がするのは事実だが、低いがらがらというかつてのディーゼル車とは似ても似つかない軽い音の種類で、それがなければちょっとディーゼルだということを忘れてしまうというか、分からなくなる。

③そして有り余るトルク!

アクセルを踏むというほど踏まなくても、クルマは前に押し出される感じがある。
今私はレヴォーグ1.6リッターのガソリンターボに乗っているが、およそ正反対すぎて笑ってしまうほどだ。
レヴォーグは低速トルク似乏しく、CVTのタイムラグ感と相俟(ま)って、私は常にアクセルを多めに踏み、力が出てきたらハーフスロットルに戻す、という習慣になっている。ターボさえ効きはじめれば、結構機敏に走れるのだが、忙しない(笑)。

対するマツダ6のディーゼルターボはそれと全く異なり、ほんの少しアクセルを開けば、「ぐん」と背中を押される感じがする。そしてそのまま踏み込むと、すぐに60km~80kmぐらいまで加速してしまう。短い試乗の時間の中では、アクセルを踏み込まないようにするのが一苦労なほどだった。

④内装も悪くない。

内装も上質で、インパクトはないが好ましい。

気に入ったのは表示関係。
まずヘッドアップディスプレイがキレイに映る。ACC関係の表示もあるので、これさえ見ていれば基本的には運転できてしまう。
次に液晶化されたセンターのスピードメーター。とてもクリアで、その中にオートクルーズの設定速度が針のように常に示されているのも良い。
他社のデジタルメーターも見たが、これは派手ではないものの、機能的だし見やすい印象だった。

加えて、シートもエアを吸い込む形式で背中をクーリングしてくれる。シートヒーターと共に快適なロングクルーズができそうだ。

⑤トルクベクタリングは正直分からない。

これは1日借りてゆっくり同じカーブを何度か回ってみないと分からないと思うが、短い試乗の限りでも、大きな車をハンドルで振り回したりねじ伏せたりする感覚は皆無で、ワンサイズ小さな車を運転するような「自然さ」があったことは書いておきたい。ワインディングを含めてぜひ1日試乗をしてみたいものだ。カーブを振り回すクルマでないことは重々承知しているが。そんな気持ちになる、ということです。

⑥いよいよマツダにも「上がりのクルマ」が登場したか?

こういうセダンのディーゼルは、もともとガンガン飛ばすクルマではないだろう。
カテゴリーとしては、ロングクルーズ。高速をゆったりと余裕あるトルクで流す。そして時には踏み込むと力を出す。装備は十二分……
そういう感じに相応しいクルマの匂いがしてきた。その素性を確かめるには高速道路に持ち込んでみる必要がある。購入を真剣に考える方はそこがキモの一つになるのではなかろうか。
フラッグシップというに相応しいクルマだが、家族で乗るなら同価格帯のCX-8がある。

SUVではない選択肢として思い浮かぶセダンは、ハイブリッドのカムリか、伝統のクラウンか。

カムリを試乗した印象からいうと、車格では同じか、と思ったが、安全装備の質などを含めて、トータルでマツダ6が上回る印象だ。

クラウンは500万円オーバーから、お値段だから、フル装備で500万円しないマツダ6、FFでかまわなければこちら、だろうか。

マツダ6が、潜在的には「上がり」のクルマ=高級車にかなり近いところまで来ているという印象を抱く。え、マツダなのにって?いやいや、意外にかなり良い出来です。それは、熟成してきた効果はあるんじゃないか、ということでもある。新型新型とコロコロ変わり映えのしない「フルモデルチェンジ」をしていく時代はおそらく終わろうとしている。トヨタは車種そのものを改廃(マークXなど)しようとしているし、日産は一部車種の放置プレイでその必要に応えている(苦笑)

縮小し続ける国内市場と、安売りでは成り立たない日本の産業事情を考えればそれも自然の流れか。

そう考えていくとMercedesやBMW、Audiなどのドイツ車を見据えた戦いがもう少し続くのだろうか。デザインは勝ってると思うし、機能も負けてはいない。苦しいところかもしれないが、マツダ、がんばってほしい。

追伸
スカイアクティブXの噂は聴くけれど、これがどんな展開を見せるのか、ディーゼルターボのマツダというイメージを超えていけるのか?マツダ3への搭載延期のニュースもあり、気になるところだ。マツダ6への搭載は、来年ともいわれるフルモデルチェンジ後、かな?

Shark EVOPOWER W30 充電式ハンディクリーナーがいい!

2019年08月10日 08時26分48秒 | ガジェット
充電式の片手持ち掃除機なんて使い物にならない、コロコロの方がよほど役に立つ……そう思っていたが、この
EVOPOWER W30 充電式ハンディクリーナー(グレイ)Shark
は違った。
第一に、吸い込みの力が強い。
手元のテーブルの上、座った畳の上などのゴミや埃が面白いようにとれる。
第二に、600gちょっとという軽さがスゴい。

要はこのバランスがいいのだ。

第三に、最初からもう一本バッテリーの予備がついており、付属の充電器で二本のバッテリーを一度に充電できるのである。

値段はちょっと安価なふつうの掃除機が買えるぐらいで、必ずしも安くはない。
しかし、ながらく使い物にならないハンディ機を買い続けてきた経験からいうと、このSharkの EVOPOWER W30は間違いなく過去最高の一台だ。

長いスティック型ならマキタがいいかもしれないが、交換バッテリーが高い。
ダイソンのハンディ機ならば吸い込み力はもっと上なのだろうが、重さは倍以上ある。

Shark EVOPOWER W30 充電式ハンディクリーナー(グレイ) https://www.amazon.jp/dp/B07GBV5MHG?ref=ppx_pop_mob_ap_share


オススメです。