龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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ミュージカル映画『イン ザ ハイツ』を観た。

2023年03月02日 00時34分01秒 | 本を読む

ミュージカル映画『イン ザ ハイツ』を観た。

大ヒットしたミュージカルの映画化なのだという。
中米からの移民たちが住むニューヨークの街区で、そのコミュニティで展開する様々な喜怒哀楽が適切に過不足無く組み合わされてよく練られたミュージカル映画になっていると感じた。

何より、この音楽が素晴らしい。ミュージカル映画は、やっぱり常に音楽が凄い。そうじゃないとミュージカル映画にはならないんだろうなあ。ブロードウェイのなんたるかも知らない素人がいうのもなんだけど、アメリカの映画のいいところはこーゆーところなんだろうと思う。
差別の問題の扱い方とかは、ネットを見ると不満が渦巻いてもいるみたいで、そうかあ、(様々な出自の人たちの構成比が現実を反映していないとか)物語を作るにも、リアルに作るにはいろいろハードルが高くなってるんだなあ、とは思った。

その批判は批判として、そして、さしたる盛り上がるストーリー展開もないといえばない、として、それでも私にとってこれはとってもステキなミュージカル映画の1本だった。

主演の男の子がどうしても長友に見えてしまうという点を除けば、ね(笑)。

仲間内で話題になったのは、あのおばあちゃんの人生を、たった1曲で済ませてしまうのは勿体なさ過ぎじゃないか、って点。
もし可能なら、彼女の人生にもう少し焦点を当てても良かったんじゃないかな。
ミュージカルの群像劇だから、あんまり難しいことを言わずに楽しむのが吉かと。
いろいろな人生がこの街区には詰まってるっていうだけでも、観るに値する一作。
これはDVDならずとも、CDを買いたくなる映画でした。
いまなら、Netflix、あるいはAmazonPrimeなら300円ぐらいで観られますね。
よろしかったらぜひ。


映画『BLUE GIANT』を観てきた。

2023年03月02日 00時33分50秒 | メディア日記

映画『BLUE GIANT』を観てきた。

原作は人気連載中のマンガだとのこと。全く知らずに、『雀の戸締まり』を観たとき、映画館の予告で知った。

マンガであれば、読者各自が想像すればよいが、アニメとしてどんな音楽を鳴らすのか、に興味があったからだ。

実写の映画で歌手が主人公だと、歌手でもある主演の俳優が歌うということはよくある。
でも相手はマンガの登場人物だ。果たしてどうなるのだろう、と心配しつつ映画に入っていった。

ところが、そんな心配は1発目から杞憂に終わる。

絵が、演奏してるのだ。

音楽に絵を当てたのでも、絵に音楽を当てたのでもない。

これはけっこうすごいことではなかろうか。
ジャズのことなど全く知らない(と言わねばならないジャズの不自由さについては今はおくとして)、私がこんなにぐいぐい引き込まれるのは、「いい客」だったからなのだろう。
しかし、これはDVDかブルーレイを買いたいと思う類いの作品になった。
というより、もう一度観にいきたいではないか!
ドルビーサラウンドでもう一度味わいたい。

なかなかない経験だと思う。ライブ感があるんだよね。CDじゃない、これは動画を見ていたい。

圧倒的にお勧めでした。