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生活が突如停止し、他の場所に移動させられたまま、数年経っても戻れないということは、とてつもなく怖ろしい出来事だと思う。
大熊町は帰還困難区域に接していて、山ろく線(山沿いの県道)から町に入る道は基本的に全て封鎖されていた。
富岡町に入ると、クルマの数がぐっと増えて、降りて写真を撮ることもできるようになる。
下は廃墟になったローソンの看板だ。常磐道の富岡IC近くにある。
その向かい側にはこんな看板も。
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走っている車のほとんどは、この看板のロゴが付いた工事・作業のクルマばかりである。
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線量計は持って行かなかった。ちょっと走って、どこがどれだけの線量か、を言い立てても始まらない。
ただ、このあと富岡ICから常磐道に乗って南下したのだが、乗ってすぐの道路脇表示は2.1μs/h。かなりの線量であった。