風月庵だより

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国民年金のススメ

2009-09-12 12:34:01 | Weblog
9月12日(土)雨【国民年金のススメ】
(お金のある方には、全く意味のないログですから、これは読まないでください。)

先日、出身の大学から卒業証明書を貰ってきました。この証明書には入学年と卒業年が記入されています。これがありませんと、年金受給資格の25年支払い義務をクリアできませんでした。2年分ほど掛け金支払いの月数が足りません。しかし、私が大学に通っていた頃の昭和40年代は、年金が義務ではありませんでしたので、その証明ができれば、なんとか年金は貰えるのだそうです。勿論掛け金支払いの年数も少し少ないですから、25年以上かけ続けている場合の金額よりは、かなり少ない金額ですが、働けなくなっても入る収入は貴重です。

「老齢年金」ついにそれをもらう「時」が、私にもやってきたのですね。さて、私も若い頃は年金なんて、と思っていました。自分に「老後」という「時」がくることさえ考えられませんでした。霞を食べても生きていけると思っているほど呑気でもありました。

そうして、国民年金を掛けても、将来は貰えないんだって、などと若い者同士言っていたことを思い出します。どうして、そのような噂が流れていたのでしょう。それは国民年金以外の年金の商品を売りたい会社が流した噂かもしれませんし、少子化の傾向を分析して、マスコミもそんなような誘導をしていたかもしれません。今もしているでしょう。

しかし、独裁政治になれば分かりませんが、政党政治が続く限りは年金は支払われるでしょう。自分が実際に貰えるときになってそれを実感しています。将来は分からないからと、また現在の若者たちは言います。過去の若者も言っていたように。厚生年金に入っている人は全く別です。フリーターとか、厚生年金のない人の中に、そういう若者がいます。そして貯金していると言いますが、それよりはやはり年金を払っておいたほうがよいのではないでしょうか。とても年金を払える余裕が無いという方もいるでしょうが、払えるときには払い、払えないときは面倒でも住民票を預けてある役所で、免除申請をしておくことが賢明です。

民主党になって、年金制度は変わるかもしれませんし、生活保護の金額より少ない金額であるのを是正されるかもしれません。しかし、現実問題としては今のところ全くわかりません。民主党はその気でも財源がどうなるでしょう。弟はスエーデンに住んでいて、年金もスエーデンからもらえますが、多額の税金を払っています。多額の税金の見返りが充実した福祉につながるのですから、消費税も上げないで、いろいろと国民にくださるという民主党の錬金術は、はたしていかがなものか、蓋を開けてみないと分かりません。

それよりも、なんとか払える人は年金を納めておく方が賢明であると思います。霞を食べては生きていけないし、人に迷惑をかけることもできません。食べることさえできれば、なんとかこの身が終わるまで、責任を持って生きていくことができるでしょう。年金というと寂しい話しだと思う人もいるかもしれませんし、お坊さんのくせに年金をあてにして、と思う方もいるかもしれません。しかし、私はできる限りのことは自力で生きていきたいのです。勿論多くのご縁に生かされている身であることは認めますが。

大学の証明書を持って、社会保険庁に行って来ました。私は改名したり、住所を変えたり、国民年金の時と、厚生年金の時と入り交じっていますが、きちんと全て記帳されていまして、保険庁の職員さんが、やはりその道のプロとして、見事にパソコンを駆使して、いろいろなデータを引き出して、コピーしてくれました。「大丈夫です。年金は支払われますよ。あなたの場合」

このログをお読みの方で、国民年金を払っていない人がいらっしゃったら、すこし参考にしてください。必ず老いは、やって来ます。