風月庵だより

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京大カンニング事件に思うこと

2011-03-07 08:56:30 | Weblog
3月6日(月)雪です!【京大カンニング事件に思うこと】

今日は、雪です。また勢いが強くなりました。この気候の変化には驚きます。

さて、このところ、京大等の試験問題が、時間中にネットで質問が出されたということで、騒がしいことでした。

しかし、試験監督たちはどうしていたのでしょうか。私も大学院時代は、度々に試験監督をしましたが、カンニングをさせないように努力しました。カンニングを発見しますと、試験を受けさせないことになっていますが、事前に発見して、注意をし試験を継続して受けるようにさせるのが私の方法でした。

若いときはカンニング自体が面白かったりしますし、勉強不足を何とかカバーしようと無駄なあがきをするものです。

この度はネットという今までにない方法でしたので、多くの人がうろうろと騒ぎましたが、これほど携帯やインターネットが利用されている時代ですので、なにが起きてもおかしいことはありません。これからも前時代の私たちの年代にとって、想像もできないことが起きるでしょう。

さて、受験生がどんなにか追いつめられている精神状態であるか、受験戦争をくぐってきた者なら、それはなんとか思い起こすことができるかもしれません。自分は優秀だったという人は除外しますが、この度の予備校生は完全優秀でもなく、諦め段階でもなく、中間の学力だったのでしょうか。それでもカンニングは勿論しない方がよいに越したことはありませんけれど。

私は、自分が試験監督をした経験から、どうしてもこの受験のときの試験監督も怠慢だったのではないか、という疑問を持っています。

この予備校生が自殺しなければよいがと思っていますが、なんとか立ち直って貰いたいと思いますし、母親に対して、これいじょうない親不孝をしたこと肝に銘じてもらいたいと思います。テレビやラジオや新聞などの報道が、あまりにうるさすぎる時代ですが、一方的でない報道をしてもらいたいものです。

これからの人生が難しいでしょうが、受験戦争をくぐり抜けてきた年代の者として、同情を禁じ得ません。