風月庵だより

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マスコミ誘導の脅威ー放火犯人とされた僧侶

2015-01-02 14:53:06 | Weblog

1月2日(金)晴れ【マスコミ誘導の脅威ー放火犯人とされた僧侶】

昨日は情報社会の問題について、書きましたが、それに因みまして、やはり情報社会に生きている脅威について書いてみたいと思います。

昨年、私の知り合いの老師、知り合いというよりも尊敬している老師という表現の方があっていますが、テレビや新聞に全くの事実無根のことを報道されました。事実無根というよりも捏造された事件といった方がよいでしょう。

僧侶が放火したという記事を目にした方も、このブログの訪問者の皆様の中には、いらっしゃるかもしれませんね。

これは全く仕組まれた罠です。その老師はそのような愚かしいことをするはずは全くありませんし、体調が大変悪いので、そのようなことをできるはずもありません。しかし、防犯カメラに写っていた、というのです。

その防犯カメラの映像がテレビで流されたそうですね。たまたま私はその頃、忙しくてテレビを観ている時間がありませんでしたので、後から知ったような次第ですが、その映像をみていれば、それについてもなにかかけたのですが、誰かが顔を隠して、老師になりすまして、垂れ幕に火をつけたようです。第一、何のために寺の近くの家が防犯カメラを設置する必要があったのでしょうか。それも疑問ですし、夜中にその家の前に住んでいる女性が、逃げていく姿を目撃したという目撃証言というのもあります。そんな夜中に家の外に出ていたのでしょうか。できすぎているストーリーは、つまり「罠」だからです。

あまりに素晴らしい老師が入寺なさって、自分たちの思うように寺を自由にできなくなり、ご住職を追い出そうとかかっているのではないかというのが、私の見方です。他宗教の人が宗教法人登録をされているお寺を乗っ取るということはできないのですが、自由にしたいのではないでしょうか。

これは私の推測にすぎませんが、あまりに想像を絶する事件であり、これがあまりにスピーディーに警察に通報され、あまりに都合よくマスコミに報道される手際のよさにも疑問があります。裏で権力や警察を動かせる人物がいるのではないかと疑われます。

かくて、重病のご老師が、垂れ幕を燃したという嫌疑をかけられ、21日間も留置場にとどめ置かれたという、人権蹂躙の事態にも理解しがたいものがあります。

皆さん、マスコミ誘導にはくれぐれもお気を付けください。テレビや新聞が真実を報道するとは限りません。私は特にマスコミと戦いたいわけではありません。テレビは大好きです。ただこの情報社会にはいくつもの危険と落とし穴が潜んでいることをこのようなことからも知ってほしいのです。

また、この記事を目にして、ひどい僧侶がいるものだ、と思った方々は、どうぞして、この報道は間違いであることを知ってほしいと思います。

身近に潜んでいる、何時あなたにも訪れるかもしれない罠にくれぐれもご用心いただき、透徹した目で真実を見分けて生きていかねばならないと思います。

皆さん、どうぞ、健康にもお気を付けください。どうぞ、幸多き日々でありますように。