風月庵だより

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The Folk Wave ライブとご縁

2016-10-02 15:16:16 | Weblog

10月2日(日)晴れ!でも暑い!【The Folk Wave ライブと縁】

今日は当寺の「写経と法話の会」でした。毎月第一日曜日の10時から12時までの予定で開いています。このお寺に入寺してからまもなくはじめましたので、今日で59回になります。法話は『般若心経』解説、『遺経』解説を一通りおえ、今は『修証義』解説に入りました。

さて、一昨日、高校時代の友人のライブに行って参りました。私は日常ほとんど音楽を聴きませんので、約2時間半、たっぷりと音楽を聴かせていただきました。 The  Folk Wave というグループ名ですが、今回が50周年記念リサイタルでした。メンバーの四人とは、私は高校時代はほとんど交流がなかったのですが、ベース担当のメンバーのお一人が、今年の四月、私が曹洞宗の大本山永平寺で焼香師というお役を務めるに際して、ご同行くださり、その縁でこのライブを聴かせていただく縁につながりました。

高校の同期生が加入しているメーリングリストに、永平寺のお参りのお誘いをしましたところ、ベースの彼と、スエーデン在住の女友達が同行してくださったのですが、私にとっては一生に一度のお役を務めるにあたり、十代の頃の友人に同じ場面にいてもらえたということは、不思議な気がいたします。

また、今度は 高校時代の同期の友人たちの、記念すべき五十周年記念リサイタルの場面に、いあわすことができたというご縁にも不思議な気がいたします。50年間も毎年ライブを開き、それぞれの成長を見あってきたであろうメンバーでしょう。50年以上も同じメンバーで続いてきたと言うことは、それだけでも感嘆に値することだと思いました。演奏も歌も合間のトークもとても素晴らしかったです。やはり50年以上の熟達の技とハーモニーで、聴くほうは、とてもゆったりとした気持ちで楽しむことができました。

しかし、実は四人のメンバーのうち、お一人はこの日を迎えることなく、八月に旅立ってしまったのだそうです。でも、きっと舞台の一隅に居たに違いありません。ギターを抱えて。                  

Where Have All The Flowers Gone ベトナム戦争反対の歌でした。懐かしい気がしました。

でもいつか私たちも、みな、いずこかに、旅立ちます。その日まで、この世で、それぞれの命を培いあって生きていきましょう。

(カメラを持って行かなかったことが残念。)

(毎年一面のコスモスが咲いたのに、今年はこれだけになってしまったお寺のコスモスです。コスモスも何処に行ってしまったのでしょうか)