6月18日(火)晴れ【老老介護記 自宅介護のはじまり】
正気を失ってしまった母を介護することがいかに大変か、つくづくと”味わい”つつ、このブログを書いています。今も、母は、ベッドで話し続けています。いままで病院に行ったときは、ほとんど話をせず、言葉を失ってしまったかと思っていましたら、お寺に帰ってきてから、言葉を発し続けています。
「助けて」「隣の人にお母ちゃんの歩く足を盗まれてしまった」と言い続けています。歩く足とは、歩行器のことです。ここにあるよ、返してもらったから大丈夫、と、言いますと、「今から歩く」と言い出しました。病院でのリハビリをもう少しできると期待していたのですが、発熱の為に全くできませんでした。
本人は歩きたいのですから、可哀そうです。骨折する前日まで歩くことができていたのですから、本当に気の毒としか言いようがありません。
施設に預けると、骨折はつきものなのだそうです。多くの人が骨折してしまうのだそうです。それを知っていたら…………
とにかくこの先どうなりますか、予想はできません。母の命がいつ終焉を迎えるのか。それまで私が倒れてはなりません。気が付けば、夕飯を食べそびれてしまっていました。母がしゃべり続けていますので、今夜は眠れないかもしれません。自宅介護の難しいところです。
今度は「お願いします」と言い続けはじめましたので、見てきます。