3月5日(金)曇り【白菜漬けと沢庵】
今年は白菜がとても美味しく漬かりました。昆布をいつもより多く入れてみました。小さな桶があれば、一株位は簡単に漬けられますね。しかし、子供の頃食べた母のつけた白菜の味には全く及びません。大きな木の樽に沢山つけて、雪の多い寒い故郷の気候と、母の漬物上手の腕の味です。白菜の葉っぱの部分で、ご飯をお寿司のように巻いて食べた味は忘れられません。
沢庵も美味しく漬かりました。やはり子供の頃、ポリポリと音をたてて食べたあの沢庵には及びません。また、本師とともに、毎年、大きな樽に二樽位漬けましたが、ある年の沢庵は最高に美味しかったです。腕もさることながら、その年の大根は、とても味の良い大根でした。
2月一杯くらいで、味が酸っぱくなるから、味噌漬けにすると美味しいというので、試してみたのが写真の沢庵です。これはなかなかの味です。
それぞれ母にも本師の味にも及びませんが、こんなことを檀務の合間にしています。この頃は、ウイルスも関係なく、どこにも出かけようという気が起きません。坐禅も足が痛いので、長時間は出来ませんが、坐禅即仏の実感を得ましたので、たとえ短い時間でも坐禅をさせて頂き、猫の世話をし、玄米と少しの野菜を食べて、満たされて生きています。
こんな時が来るとは、何時も動き回り、何かを求めていた、若いころは想像がつきませんでした。今日はお塔婆を書いたり、掲示板の文言を書いたりして、一日を過ごしたいと思っています。皆様も御機嫌よう。