3月13日(土)雨、夜中から激しい雨【夜中でも工事監督の仕事】
夜中の雨は音を立てて降っていました。午前中一時小やみになりましたが、今も雷を伴い降っています。
こんな天候の中、金剛組の工事の監督さんは、夜中から駆けつけて小屋裏に入って、工事中の雨漏りの点検に来てくださっています。昨日から、もし雨がひどかったら、夜中でも伺いますので、と言われていましたので、夜中でも入れるように秘密の入り口を開けておきました。
朝、起きましてから、お茶を持って行きました。1時頃から降り始め3時頃はかなり強い降りだったようです。
まことにたいしたものだと思いました。知り合いの住職から、工事を通しての監督さんがいてくれる業者がよいですよ、と言われていましたが、本当にこの度の工事において、お一人の監督さんが、責任者として担当してくださっていますが、このようなことでも感心したり有難いと思ったりいたしました。通常でも、雨降りの時は、夜遅くまで様子を点検してくれています。
当寺の見積もり額を抑えてもらっていまして、仮屋根を作っていませんから、まだルーフィングを張り終わっていないので、雨の折は大変なのだと思います。
しかし、お仕事とはいえ、なかなか大変です。どんな仕事も、それなりに大変ですが、このように個人的な生活を犠牲にして、それぞれがプロの仕事をつとめあっていくところに世の中が、しっかりと動いていくのではないでしょうか。建築業界は古い体質があるとは言いますが、総て割り切っていくだけではない「お働き」の重要な役割を、古い人間の私は凄いことだと思っています。たしか「古い人間だとお思いでしょうが云々」、そんなセリフが懐かしく、耳に手をあてて歌っていた特攻帰りの俳優さんの顔を思い出しました。