風月庵だより

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三年前の記事から

2023-10-21 09:30:03 | Weblog

10月21日(土)晴れ【三年前の記事から】

自分の書きました記事で、他の方がアクセスしてくださっていた記事をクリックしてみました。

過去は振り返らない、とよく言われますが、よく学んでいると自分自身で、感心しています。興味の有る方はお読みください。

一か所だけ抜萃しておきます。僧侶がよく膝をつき、頭をついて、両手を前に出し「三拝」ということをしますし、また檀家の皆様にも「三拝」をすすめますが、基本的な姿勢を示している箇所が『維摩経』の中にありますので、そこを抜粋しておきます。

しかし、その前の記事内容が面白いですが。

『維摩経』から三拝を学ぶ

2020-04-21 12:11:54 | Weblog

4月21日(火)晴れ【『維摩経』から三拝を学ぶ】『維摩経』は、大乗仏教の初期の経典として代表的なものです。 在家の居士である、維摩(ヴィマラキールティー)のもとに、文殊菩薩がお見舞いに行き、維摩から種々の教えを受けます。 舎利弗(しゃりほつ)や須菩提(しゅぼだい)や大迦葉(だいかしょう)等仏弟子たちにお見舞いに行くように釈尊はおっしゃるのですが、皆、それぞれ維摩に以前やり込められていて、誰も行く、という者がいませんでしたが、ついに文殊菩薩は釈尊の命を受けて、お見舞いに出かけるのです。 

「菩薩行品」の中に「世尊の両足を頭におしいただくことによって敬意を表した」という一文があります。 僧侶の方々の三拝の方法を見ていますと、手の先を丸めるようなしぐさをなさる方もいますし、頭をコツコツと三回打つ方もいますし、実にいろいろです。 師匠からの伝承で、家風という表現もありますから、どの方法は間違っている、ということはありませんが、私は、維摩居士がなさったような方法を受け継ぎたいと思っています。 これを書きたいために長々と失礼いたしました。

さて、私が読ませていただいた『維摩経』は植木雅俊先生の訳・解説の角川文庫本です。 長い間サンスクリット語で書かれた『維摩経』はないとされていましたが、近年ポタラ宮殿から発見されまして(1999年7月)、そのサンスクリット版全訳です。