7月12日(金)雨【遺産の後継者選びは慎重に】
今日はようやく梅雨日和です。梅雨日和なんて使い方はありませんが、そう言いたくなるような日です。つまり雨も程よく降り、気温も程よく下がり、意外としのぎやすいです。(日和の意味には、空模様とか、天気という意味がありますね。)
さて、7月のお盆の地方もあるでしょうし、この辺りは7月になさる家と、8月になさる家とそれぞれです。
この頃は、お子さんがいないので、後事を親戚に託す、というお家が数軒あります。ある家の後継者は申し分のないほど、後事をきちんとなさり、本当に良かったと思う家もあります。その後継者もお寺の檀家さんですから、よく人柄もわかっています。
困った、と思う家もあります。これではお亡くなりのお二人が嘆いているのでは、と憶測する家もあります。全く嘆いていないかもしれませんが。とにかくすべての財産を姪の一人が受け継ぎ、遺産相続の権利のある姉妹には全くいきませんでした。檀家さんの生前にその姪御さんを紹介されたこともありません。ご葬儀のとき、突然すべての遺産の相続人です、といって、その姪の両親が紹介した人物です。母親は、法律上の相続人ですが、その権利を放棄して、自分の娘に一切の遺産を譲ったそうです。よって、もう一人の相続人として権利のあるお姉さんも放棄せざるを得なかったようです。
とにかく一人の姪がすべての財産を手に入れたのです。
しかし、お亡くなりになった檀家さんの法事を全くしません。私は法事を促すということはしませんが、このケースは本当に気になります。お亡くなりの女性は、お寺によく出入りして写経にも来てくれていて、素敵な女性でした。
まさか遺産を受け継いだ姪が、家や預貯金はもらったのに、全く法事をしないとは、夢にも思わなかったでしょう。かなりの預貯金があったことは、私もうかがっていました。遺産を受け継いだものが、お墓も守るというのが当然ではないのかと、私は思います。
皆さんはいかがお考えですか。本人の自由、というお考えもありますか。
私はそうは考えません。よって、お布施はいくらでもよいから、法事をするように、親に伝えました。その姪には前にも言いましたが、聞く耳を持っていませんでした。
次のことを書きますと、かなり難しいことになりますが、書きます。
私は長いこと霊的な世界とのつながりを経験しています。天は見ていることを知っています。
しかし、霊能者として生きることは、やめました。どのような霊が降りてきているかわかりませんので、ご迷惑をかけてもいけませんのと、私自身に十分な広い心がありませんので、そのような者が霊能者には不適と判断しました。
気をつけませんと、霊能者は上から目線の不遜な人間になってしまう危険もあります。
私は自分自身、命のこと、生きること、真理を本当に学びたい一人の探究者です。謙虚に生きたいです。
でも、とにかくこの世的にお金や財産が手に入ることだけが幸せではありません。誰でも知っていることですね。
遺産を相続したら、相応のことを勤める責任というよりも、楽しく、仏事を勤めてほしいですね。そうなされば、天に帰ったお二人も喜んで、さらに幸せな展開があるに違いありません。
今日は、そんなことを強く思った日でした。皆様、心お幸せでありますように。