風月庵だより

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新年祈祷会 ペンキ画家ショーゲンさんのユーチューブ

2024-01-05 19:08:11 | Weblog

1月5日(金)晴れ【新年祈祷会 ペンキ画家ショーゲンさんのユーチューブ 】

三が日の間、『理趣分』をお唱えし、曲がりなりにも護身法もつとめ、そうして檀家さんたちのお顔を一軒一軒思い浮かべながら、お札に話しかけたり、それぞれのお家にとって大事なことを祈ったり、それを三クールもしたお札を今日はお渡ししました。

なんといってもそれぞれの家の幸せを祈りました。

コロナ以来、5組に組み分けをして、時間差で集まってもらいました。お正月の5日は仕事始めの人も多いので、あまり参列はないだろうと思いましたが、ほとんどの家の人が参列なさいました。

このお寺の檀家さんたちは、いつも思いますが実に真面目です。そのようなお寺の住職を勤めさせてもらえて幸運だと思っています。

とにかく年の初めに『般若心経』をあげて、お釈迦様にご挨拶をすることが大事です。

さて、後になりましたが、今年は、「ペンキ画家ショーゲン」さんのユーチューブも映写しました。つい昔者ですので「幻燈」と言ってしまいますが、プロジェクターという器械も買い、スクリーンも買いまして、10分前後のユーチューブを選んで映写しました。映写したのは弟子です。でも私も使い方を習いまして、映写できるようにしますね。

いつもユーチューブを見たり、書籍に関心のある人は、今有名なショーゲンさんを皆知っていると思うかもしれませんが、当寺の檀家さんは、今日、はじめて知りました。エラソーですが、知らしめさせていただきました。

えっ、このブログのご訪問者の皆さんの中に、ショーゲンさんをご存じない人がいらっしゃいますか。

是非「ペンキ画家ショーゲン」と入れてくださって、どうぞ、ユーチューブをご覧くださいませ。

アフリカ、タンザニア、ブンジュ村の人々から、「縄文時代の日本人の心」を学んできたショーゲンさんの語りによる、縄文時代からの日本人の教えを伝えてもらうことができます。

流れ星を捕まえに行く話は、とても新鮮な話ですし、暖かい境界線の話も胸が打たれますし、いつも心に余裕なく、せかせかと仕事をこなしていくのは本来の日本人ではない、という話も耳に痛いです。

「今日、誰のために生きる?」「今日、自分の人生を生きる」

 


迎春 ホームレスの青年

2024-01-01 16:39:30 | Weblog

1月1日(日)晴れ【迎春 ホームレスの青年】

元旦のご祈祷をつとめ終わりました。やはり新年のご挨拶。

今年はどんな年になるでしょうか。

先ほど、福井の方で地震がありましたが、被害はどんな様子でしょうか。お正月早々。

ご本山はいかがでしょう。

さて、昨日、すでに去年の話ですが、たまに来るホームレスの青年(少し年はとっていますが)がやってきました。

「ホームレスのKですが、なにか仕事をさせてください」としっかりと挨拶をいつもします。彼は草取りが得意です。

お正月に向けてほとんど草取りもしてありますが、鐘楼堂の周りをしてもらいました。

草取り鎌だけではなく、手もしっかりと使って、きれいにしてくれます。

白いのは山茶花の花びらです。とてもきれいにしてくれます。

仕事はきちんとしています。

ちょうどある会社の社長さんが、来ていたので、「紹介しましょうか」と言いましたら、「仕事はダメなんです」と手を横に振りました。向いていないので、あちこち日本中を歩いてホームレスをしているのだそうです。

「年をとって働けなくなったら、どうする?」と聞いたら、「すみませんが、生活保護を頼みます」と言いました。その方法は分かっているのかしら、と聞きましたら、公園で坐っていると、NPOの人が面倒見てくれます、ということでした。経験済みなのだそうです。

働ける間はホームレスをします、と言いました。

夕方暗くなるまで、きれいにしてくれていました。

除夕の鐘(除夜の鐘はやめました、老体にきついので)を一緒に撞きました。

「Kさんが、元気でホームレスを続けられますように!」と。

皆さん、お互いに、できるだけこの体を大切に使わせていただいて、できるだけ健康に今年も生かしていただきましょう。

お幸せでありますように!!