10月12日(土)晴れ【昨日の奇跡】
昨日は、今までの長い秋雨が一休みして、気持ちよく晴れました。
先々代住職の納骨がありましたので、お天気に恵まれました。
先々代のご住職は東京のお寺に晋住されて、後継者に住職を譲りましたが、その後事情があり、長野県に老夫婦でお住まいでした。ご遷化されまして、こちらのお寺に納骨を、というご依頼がありましたので、四十九日忌と納骨のご供養を、当寺で任せていただきました。
その方が、老僧にとって、かえって良かったのではないかと、思いました。お母さまのお骨も当寺にありますので、母の傍に納骨されるほうが、よろしかったであろうと、思いました。
後継者を決めるときには、慎重にしないと、と思いますが、展開していく流れに感謝し、憂いなく、安心してお遺骨をお任せくださったと思っています。
次の写真の蝶々さん、羽根を広げているので峨でしょうか。初めて見ました。納骨の間じゅう、傍らでずっと控えてくれていました。カラスアゲハとも違うようです。老僧の使いかもしれません。なんでも奇跡ととらえると面白いので。人生楽しく参りましょう。
〇これは、ナガサキアゲハ という蝶々だそうです。西日本以西、以南に生息していますが、今は温暖化で東や北に来ているのだそうです。アゲハ蝶の中で、最大級だそうです。
〇今朝、そうか、と分ったこと!これはメスのナガサキアゲハなのです。老僧のお母さんに違いありません。戦争で北方から帰って来ないご長男の帰還運動をつとめ、舞鶴まで何回も出かけた老師のお母さん、ついに帰還されず、お骨も戻りませんでした。高尾山の行者のご修行もしたそうですが、そのお母さんが、次男のお骨の納骨を見守っていたに違いありません、と、分かったのです。
誰にも迷惑のかからない面白い想像は、ヨシとしましょう。