「地獄のぞき」、TVで何度かこの光景を見たことがある。ここは千葉県の突端に近い千葉県安房郡鋸南町、自宅からはかなり遠く、今までは行く機会がなかった。「行くなら日の長い夏の時期」、そう思って行って見ることにした。
東京駅8時4分発の総武快速で君津まで、君津で乗り換えて内房線の浜金谷に着いたのは10時をまわっていた。駅から15分ほど歩くとロープウエイ乗り場がある。約5分程度で山頂駅に、そこから鋸山山頂、百尺観音、地獄のぞき、千五百観音、大仏など見ながら麓まで下っていく。
この地区は小さな漁村で、地獄のぞきや大仏が唯一の観光資源であろう。しかし都心から遠く、1度見れば何度も来る場所でもないのだろう、夏休みなのに観光客は少ない。私は麓に降りてからの保田駅までの田舎道の方が、海が見えたり田んぼがあったりと、郷愁を感じ楽しく歩けたように思う。
内房線 浜金谷駅
国道127号線
右手は金谷漁港
鋸山ロープウエー
鋸山 山頂329m
対岸は神奈川県三浦市
百尺観音
昭和35年から6年の歳月をかけて石切り場にほられた。
30mと大きさはあるが表面的で薄っぺらい感じがする
地獄のぞき
高所恐怖症なのか、手前の男性は柵につかまったままで端までいけない
突端から下を覗く
千五百観音
名工大野甚五郎英命と門弟が生涯をかけて刻んだ1553体の石像が点在する
急な石段を降りていく
大仏
天明3年(1783年)に完成した薬師瑠璃光如来
総高31mと座像および石仏としては日本最大を誇る
長く崩壊が進んでいたが昭和44年に修復された
心字池
仁王門
右手は東京湾
内房線の踏み切り
内房線の線路に沿って保田駅へ
保田駅
保田駅