6月21日(土) 天気=曇り
09:15信州峠(登山口)→ 10:15~23カヤトノ原→ 11:07~11:43横尾山→ 12:11カヤトノ原→ 13:10信州峠
私の所属する山の会の6月山行は長野と山梨の県境に位置する奥秩父の横尾山だった。梅雨時で心配した雨も当日は何とかもってくれ16名の参加者はバスに乗り登山口のある信州川上村へ向かった。
横尾山は県道が通る信州峠の登山口から1時間半もあれば登れるお手軽な山だ。私もズッと以前に妻と二人で登ったが、地味で目立たぬ山のせいか殆ど記憶が残ってない。妻など登った事さへ覚えていないようだ。
関越道~上信道を経由してAM9時に登山口のある信州峠に着いた。埼玉からだと圏央道~中央道経由の方が短時間に来れそうだが、幹事さんの話では高速料金は関越経由の方が随分安いとの事だ。
信州峠の登山口
「風邪気味だからバスで待つ」というHさんを除く15名が、今回担当のTさんをトップに列をなして登って行く。樹林帯に続く登山道は先日の雨でジットリしており気を抜くと滑りそうだ。
滑りやすい登山道
登るにつれツツジが見えてきた。
30分程の登りで広々としたカヤトの原に出た。展望も良くて絶好の休憩ポイントだ。ツツジの花もこの辺りが一番美しい。付近をウロウロしていた女性会員のIさんが山菜のワラビをゲットして戻ってきた。この辺はワラビの生育地でもあるらしい。私も慌てて周囲を探したが、既に採られていたり育ち過ぎで殆ど収穫できなかった。
気持ちの良いカヤトの草原
休憩(山菜採集?)を終えると山頂へ向け出発する。岩の多い湿り気を帯びた道は滑りそうなので何となく嫌らしい。40分程そんな道が続き、小さな高みにへ出ると山頂標識があり、そこが横尾山(1818m)だった。
山頂からの展望は南面の山梨側が望めるだけでそんなに良くはない。登山道は更に西へ延びており少し先まで偵察してみたが、明瞭な踏み跡が続いていた。
山頂で全員の記念写真を撮り、30分程ランチタイムで休憩した後下山を開始する。下山中も目玉をキョロキョロしてワラビを探したが、数本しか手にする事はできなかった。
山頂での記念写真
往路を忠実に降り、約1時間半程で信州峠に戻った。登山口間際にはバスで待っていたHさんが迎えに来てくれた。全員が乗車するとバスは川上村の北にある南相木村の南相木温泉「滝見の湯」へ向かった。
信州峠に建つ林道開通記念の石碑
この温泉、浴槽は広々としてレストランもメニューが豊富、そして週末にもかかわらず混雑していなかったので実に快適だった。風呂上りのビールも美味く休憩室での宴席も大いに盛り上がった。
今日の登山は、登山口から山頂までの標高差は400mにも満たず、物足らなかった人も居たようだが、我が会の登山目的の第一義は「楽しく登る。」だからそういう意味では満足の山行だったと言えるのではないか。このコースは標高が高いので、夏場のライトハイキングにはお勧めで、もう少し早く行けば大量のワラビがゲットできたかも知れない。