1月10日(日)
年頭から「北朝鮮が核実験」、「株安、円高で先行き不安」何てロクでもないニュースばかりが流れる。70代の大台を間近に控えた老いぼれが、「新年明けましておめでとう。」何て言うのはチョットと引っ掛かる。
マア70近くまで取りあえず元気で過ごせたのだから感謝しなくちゃいけないんだけれどネ。私が生まれたのは終戦直後の混乱期で、巷では傷痍軍人が路端でアコーデオンを奏で、配給物資を貰った何て記憶がウッスラ残っている。それを考えたら世の中随分変わったものだ。チョイと暇つぶしの遊び心で、私の年齢スパン(6?年)を基準に日本史を遡ってみた。
昭和2?年 終戦直後の混乱期(私の誕生年)
1代前 明治初期 西郷隆盛の西南戦争勃発
2代前 江戸後期 伊能忠敬、日本地図作成の旅
3代前 江戸中期 8代将軍、吉宗の治世(遠山の金さん(大岡越前守)が活躍)
4代前 江戸中期 5代将軍、綱吉の治世(生類憐みの令)
5代前 江戸初期 大阪城の戦いで豊臣氏滅亡
6代前 室町後期 戦国時代、種子島に鉄砲伝来
7代前 室町中期 応仁の乱で今日の都が荒廃
8代前 室町中期 中国海岸で倭寇が跋扈する
9代前 室町初期 足利尊氏が征夷大将軍に任じられる。
10代前 鎌倉時代 親鸞が浄土真宗を広める。
20代前 飛鳥時代 奈良に法隆寺が建立される。
30代前 弥生時代 弥生土器や青銅器、鉄器等が生産される。
こうやって眺めると遠い昔が少しは身近に感じられる。2千年前に鉄や青銅の刀や槍が登場し、500年前には鉄砲が伝来、そして一世代前の明治時代は軍艦や戦車が登場、現代は人類を滅亡に導く核兵器の時代になった。それにしても近代以降の歴史の変貌は凄まじい。この変貌の結末はどうなってしまうんだろうか。