1月27日(水) 天気=晴れ
08:30こどものもり公園駐車場→ 09:17~26榛名山→ 09:37~42男山→ 10:00~15本山→ 11:15~48飯盛山→ 12:30~38高館山→ 13:00~05黒戸山→ 13:26~31兜 山→ 13:54下山口(大網町毘沙門橋)
テニス仲間のYさんから「宇都宮アルプスへ行かない?」と誘われた。「エッ宇都宮アルプスって何処にあるの?」と思いネットで調べたら、宇都宮市の北西部郊外に小さく聳える幾つもの山々を総称して呼ぶらしい。国土院地図には篠井富屋連峰と書かれていた。
今日の参加者はリーダーのYさん、I子さん、Kさん、Sさん、Oさんそして我々夫婦の計7名、2台の車に分乗して朝6時頃に出発した。圏央道が東北道と繋がって栃木方面へのアクセスが便利になり、2時間掛からずに登山口の「こどものもり公園駐車場」に到着した。
こどものもり公園駐車場
広々とした駐車場にはハイカーの車だろうか、既に10台近く停まっている。準備を整え、ここから歩き始める。公園内の道は錯綜して判り辛いが「本山、榛名山へ」と書かれた標識を目印に歩いて行く。先日の雪が残って凍結した道は、アイゼンを使うほどではないが滑りそうで歩き難い。樹林帯を30分程登って稜線の分岐に達すると右折してしばらく進んだ先にある小さなピークが榛名山(524m)だった。
榛名山手前の登り
榛名山山頂
山頂からは低山とは思えぬほどの展望、西に拡がる男体山を始めとする日光連山の眺めが雄大だ。榛名山を後にすると来た道を戻り、先程の分岐を通過して少し登った先が男山のピークだった。この山頂の眺めは樹木に邪魔されてさほどよくない。
男山山頂
男山から一旦降り、次の本山まで登りは短いけれど急登で汗を掻かされた。到着した本山(561m)は今日の最高地点、展望も良くて日光連山や那須や男鹿山塊等の眺めが素晴らしい。南の方向に富士山が見えたのはチョット感激だった。
本山への急登
本山山頂
山頂から日光連山
山頂から男山(右手前)と榛名山(左奥)
本山からは南に延びる尾根を降って行くが、雪が道を覆い、地形も複雑なのでコースが判然としない。そのうち踏み跡も消えて行き詰った。少し戻ると小さな標識があり、そこを左折して降るのが正しいコースのようで再び踏み跡が現れた。
本山南尾根の岩場
飯盛山へ向かう樹林の道
飯盛山への登りは今日一番の急登で、しかも凍結した雪道だから木の根に捕まりながら喘ぎ喘ぎ登った。飯盛山(501m)は灌木に囲まれそれ程展望は無いが、小じんまりした気持ちの良い山頂だ。何度も登り降りしてお腹がペコペコなので、ここでランチタイムとなった。
飯盛山山頂
30分程滞在して飯盛山を後にする。降りも急坂でロープに掴まりながら降った。急坂が終わると樹林帯の緩やかな道に変り、しばらく進むと林道に出た。林道を200m程進むと再び高館山への登山道入口があった。
飯盛山の急な降り
飯盛山降り林道合流地点
登山道を緩やかに登って行くと左手に高館山のピークが見え、登山道分岐を左折して一登りで高館山(476m)に着いた。広々した山頂だが残念ながら展望は無い。高館山を後にすると、緩やかな尾根道を上下しながら進んで行く。次のピーク黒戸山が一向に見えないなあと思いつつ歩いていたら、とある尾根の一角に「黒戸山」と書かれた標識があった。
高館山山頂
標識の少し奥が戸山山頂
そこが黒戸山(412m)の山頂で、標識が無ければ気づかない程地味な山頂だ。黒戸山を緩やかに降ると舗装された林道に出た。その林道をしばらく降って行くと右に分岐する林道があり、右折してその林道を進むと「兜山入口」と書かれた標識があった。
兜山登山道入口
そこからヤブを掻き分けるように進むと、しっかりした踏み跡が続いており、大岩の右手から回り込むようにして登るとその上が兜山(371m)だった。樹林の山頂で展望は殆ど無い。国土院の2万5千分の一地図では、この山の南にある別の小さなピークを兜山として記載している。Yさんの話では、これは地図の方が間違っているとの事だ。
兜山山頂
実際、地図に載っている山名と実際に現地で呼ばれている山名が異なるというのはよくある事で、地図で兜山と記載されているピークは地元では鬼山と呼ばれているとの事(Yさん談)
兜山を後にして今度はその鬼山(地図上の兜山)を登ろうとしたが登山道が見つからなかった為登頂を諦め、林道を伝ってテクテク話しながら降り、下山口の大網町の毘沙門橋に到着した。低山歩きと侮っていたが、終わってみれば歩行時間約5時間半、七つのピークを巡り歩くけっこうハードな山行になった。
下山口の毘沙門橋に向かう林道
その後車で東北道上河内SA近くの公営日帰り温泉「梵天の湯」へ立寄り、登山の疲れと汗を流す。この温泉、広々した綺麗な施設で料金も(500円)安く中々快適だった。温泉を出ると上河内SAから東北道に入り帰宅の途についた。車から西の空を眺めると、赤々と燃えた夕日が大気を真っ赤に染めて山波に沈み登山日和の一日が終わろうとしていた。