1月20日(水)
「シーズンズ2万年前 の地球旅行」という映画を観に行った。自然ものドキュメントの好きな私は題名からして面白そうな映画と期待して行ったのだが・・・
2万年前の地球は過酷な氷河期の時代、厳しい環境に耐えた僅かな生物だけが生延びていた。やがて徐々に気候が変動し、豊かな木々が繁る緑の大地へと変貌していった。
森の豊かな恵みを受けて、多くの生き物が生命を謳歌する温暖な時代が長らく続いた。しかし人類の登場で豊かな森は伐採され、徐々にその範囲を狭めていった。森に暮らす生き物達も住む場所を失い、少しづつ絶滅していった。
多くの森と生き物が失われて人類は初めて自然の存在価値を知った。そして自然との共存を模索する道を辿り始めるのだった。・・・・と、このような物語の映画であった。
北欧や北米の大自然を舞台にした映像はそれなりに美しかったけれど、登場する狼や熊、鹿、猪等の動物達が筋書きを演じているようで、どうにもリアル感に欠け不自然さを拭えなかった。
私がスクリーンで観たかったのは、嘘偽りの無い大自然の圧倒されるような驚異とか絶景そんな映像なんだけど、これじゃまるで教育テレビの自然保護啓蒙番組を見ている気分、何も大枚払って観る程のものじゃない。
という訳でこの映画に対する私の採点は、「日光東照宮のチョット手前」・・・・イマイチでありました。