Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

南アルプス、聖岳~赤石岳登山(1日目)

2016年08月03日 | 山歩き

聖沢登山口~聖平(テント場)

7月30日(土)     天気=晴れ後曇り

08:33聖沢登山口→ 09:44~52聖沢吊橋→ 12:22~29岩頭滝見台→ 13:33聖平(テント場)

 

 昨日我家を出発し、畑薙第1ダムの駐車場で車中泊をした。新東名、新静岡インターから畑薙ダムへ向かう道は二本あり。いずれも峠越えの細い山道だが、県道27号より県道60~189号の方が道が良く運転は楽だ。

 畑薙ダムから椹島へ向かう始発バスに乗ろうと大勢の登山者がバス停に並んでいる。出遅れた私は始発バスには乗れず二番目のバスに辛うじて乗車できた。バスは南アルプスの山域を保有する東海フォレスト社が運営しており、乗車券の代りに3千円の山小屋宿泊割引券を購入させられる。

 畑薙第一ダムの駐車場

 大井川源流沿いのデコボコダート道を約1時間程マイクロバスに揺さぶられ8時半頃、聖沢登山口に着いた。下車したのは私を含めて3名ほど、登山道は最初から樹林帯の急登で始まる。直射日光は浴びぬものの湿気が高くムシムシする。久々の重荷に歩き通せるか不安な私は慎重に脚を進めて行く。

 聖沢登山口

 30分足らずで急登が終わり平坦なトラバース道に変る。快適な道でスピードも上がる。途中細々と流れる水場があり清涼な水が熱った身体にはありがたい。登山道はだんだん柵などで補強された急斜面を横切る細い道に変り、やがて聖沢に架かる吊橋に着いた。

 柵で補強されたトラバース道

 聖沢に架かる吊橋

 吊橋まではこのコースの序の口で、橋を渡った所から本格的な急登が始まる。1時間程急登を頑張ると道は少し緩やかになり、やがて尾根道から聖沢南岸のトラバース道に変る。この辺りは数カ所小沢を横切るので水場に不自由しない。

 造林小屋跡地付近(この辺りから緩やかな道になる)

 細々流れる水場

 ガレ場に架かる吊橋を渡り、急なガレ場を横切ると岩頭展望台に着く。ここから聖沢北岸から流れ落ちる2本の急瀑を眺める事ができる。その少し先の展望ポイントには遭難者慰霊の碑があった。

 ガレ場に架かる吊橋

 ザレたトラバース道(前の男性が一瞬滑り落ちそうになった。)

 ガレ場の登山道

 ガレ場から大井川東岸の笊ケ岳方面

 岩頭展望台から聖沢北岸の滝

 展望台から先は小刻みにアップダウンを繰返しながら進んで行く。やがて上河内岳の方から流れ落ちる清らかな小沢の畔に着いた。人目が無ければここで衣服を脱いで水浴したほどだ。更に進んで行くともう少し大きな沢があり、そこを鋼製の橋が架かっている。

 展望ポイントに建つ遭難者慰霊碑

 上河内岳から流れ落ちる清流

 橋を渡ると、聖沢源流の緩やかな道になる。そんな口ずさみたくなるような心地よい道を20分ほど歩いて聖平小屋に着いた。小屋の建物はとても綺麗で居心地良さそうだが、今日は超満員とかで大混雑しそうだ。テント場の受付を済ますと小屋のサービスでフルーツポンチを頂く。甘く冷たくてとても美味しかった。

 聖平小屋(手前はテント場)

 小屋の前に広がるテント場も広々としておりとても快適だ。早速マイテントを設営し、まずはビールでソロ祝杯をあげる。灼熱の下界を離れ山で飲むビールは実に美味い。久々の幕営装備で体力的に少々不安だったが、けっこう良いペースで歩く事ができたので大満足だ。夕食を終えると疲れもあり、早めに寝袋に包まった。夜中テントから顔をだし夜空を眺めると天の川が横たわり満天の星、明日の好天を約束するかのようだ。

 テント設営後、一人で祝杯

 夕食はレトルトライスにおでんと朝鮮漬

 

 

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