Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

北アルプス、笠ヶ岳登山詳細(3日目)

2016年08月20日 | 山歩き

笠ヶ岳山荘~笠新道~新穂高温泉

8月16日(火)    天気=晴れ後曇り

 

05:36笠ヶ岳山荘→ 06:44~56笠新道分岐→ 07:41~52杓子平→ 08:39標高2100m地点→ 10:51~57笠新道登山口→ 11:45新穂高温泉

 

 笠ヶ岳山荘の朝食は5時からだったが出発の準備を済まして食事したから5時半過ぎには出発できた。今朝は青空が広がり爽やかな登山日和、でも午後から雨の予報なので、できれば降られる前に下山したい。

 岩の堆積した緩やかな道を降りキャンプ指定地付近で振り返れば、笠ヶ岳のたおやかな山容がクッキリと聳えている。昨日は雨の中何の展望も無い道を歩いたが、今朝は笠ヶ岳から抜戸岳に繋がる尾根道が一望に見渡せる。この区間は地図では楽そうに見えるが、実際に歩くとけっこうアップダウンがある。

キャンプ指定地から笠ケ岳と山荘

 抜戸岳への登りから笠ケ岳

 抜戸岳への登り

 山荘から1時間余で抜戸岳傍の笠新道分岐に着いた。ここから左俣林道まで標高差1400mの長い降りが始まる。杓子平まではカール状の地形をジグザグに降って行く。眼下に見える杓子平が中々近づかず、50分近くかかって降り着いた。

 笠新道分岐から笠ケ岳

 分岐から北に、黒部五郎岳(左手前)や薬師岳(中央奥)方面

 分岐から南、乗鞍岳や御嶽方面

 杓子平はカール状地形の底にあたる爽やかな草原帯で、遠くに笠ヶ岳や山荘も小さく見え眺めの良い休憩ポイントだ。降りて来た抜戸岳の稜線を振り仰ぐと下山者の姿が豆粒のように小さく見える。

 杓子平から笠ケ岳方面

 杓子平から抜戸岳の稜線

 杓子平からしばらく平坦な尾根を進んで、いよいよ左俣谷に向かって急降下が始まる。ここを降るのは3回目だが岩コロの多い急傾斜の下山道でそれが延々と続き、結構疲れるタフな道だ。

 笠新道から穂高連峰

 笠新道から槍ヶ岳方面

 杓子平から黙々と我慢の降りを続けて約3時間で左俣谷の林道に降立った。笠新道を降っている時最後の方はヨレヨレだった妻が、林道を歩き始めたら別人のように軽い足取りに変った。ゴール間近になったので、里心に火がついたのだろう。

 笠新道登山口に降り立つ

 林道を緩やかに降って行くと、右手の穴毛谷稜線は遥かな高みに見え、4時間前あの高さに我々が居たとは信じ難い程だ。笠新道登山口から左俣林道を50分程歩いて新穂高温泉に戻ってきた。もうここは観光名所で西穂高ロープウェー山麓駅は中国人観光客らで賑わっていた。

 険しい穴毛谷の稜線

 西穂高ロープウェー山麓駅

 先々週の南アルプス幕営山行に比べたら楽なもんだと甘くみていたが、イヤイヤ北アルプスも厳しい山でけっこう疲れた。でもソコソコ天気に恵まれて雄大な展望も拝められたし、やっぱり行って良かったなあという満足感があった。・・・あと何年3千mの稜線を歩けるのかな。

コメント
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