3月3日(金)
大江戸博物館で開催されている「江戸と北京18世紀の都市と暮し展」のチケットを新聞販売店から貰っていた事もあり、通院に行くという妻のお供で一緒に都内へ出掛けた。
病院での診察は早めに終わり時間も早かったので、両国まで隅田川遊覧船を楽しむ事にした。聖路加ガーデン前発着場から乗った船は、平日の午前中という時間帯のせいか、54名定員の船内には6名程の中国人観光客グループと白人カップル、そして日本人が3~4名乗っているだけだった。展望デッキから望む都心の風景はもの珍しくしばし眺めていたが、吹く風が冷たくて早々と船室へ避難した。
築地近くの隅田川
遊覧船、聖路加ガーデン発着場
遊覧船から東京スカイツリー
30分程でアッサリ船旅は終わり両国の発着場へ接岸した。発着場の目の前が両国駅前そして大相撲国技館で、その隣に大江戸博物館の巨大な建物がある。館内は閑散としており、ノンビリと「江戸と北京特別展」を鑑賞する事ができた。
大江戸博物館
当時の工芸品や美術品、あるいは生活用品や書物など数多くの品々が展示されていた。CGの再現映像を見ていると、18世紀の江戸や北京の隆盛と高度な文明が窺える。この時代、この両都市は世界でも指折りの巨大都市だったのだ。又、江戸300年の歴史が現代に繋がる日本文化の伝統を形作ったのではなかろうか。・・・何て大して解りもせず、歴史評論家みたいにエラソーな事言ってしまったスミマセン。
博物館を出ると両国駅付近の料理屋で安い日替わり定食を喰った。ボリュームだけは満点のその定食、悪い油でも使っていたのか胃もたれを起し腹ごなしに東京駅まで歩いた。駅前でまだ買物したそうな妻と別れ、私はサッサと家路についた。