1月25日(木)
ホノボノとした漫画を描く西岸良平さんが原作を実写化した映画「DESTINY鎌倉ものがたり」を観てきた。かれが原作の映画「ALWAYS三丁目の夕日」を以前観た時大変面白かったから、この映画もチョット期待して観に行った。
物語りの主人公、一色正和(堺 雅人)は鎌倉の古い館に住む売れない小説家だ。そんな彼の元へ年若い妻、亜紀子(高畑充希)が嫁いできた。ところで映画の中の鎌倉は、幽霊や妖怪が跋扈する魔界の街という設定になっている。
その存在に最初のうちこそ怯えていた亜紀子だが、だんだんと慣れて家に住み着いた貧乏神とも仲良くなる。平和な日々を過ごしていた一色夫婦だが、ある時性悪な妖怪が亜紀子に横恋慕し、彼女の魂を黄泉の国へと連れ去ってしまう。
妻を奪われた正和は悲しみのどん底に突き落とされ、悲壮な決意で彼女を奪還すべく黄泉の国へと立ち向かう。・・・と、このようなストーリーで、何となくコメディ風でラブロマンス風でミステリアス、そして最後の方はアドベンチャー、もう一つ捕えどころの無いハッキリしない映画です。
だけど堺雅人と高畑充希はピタリと役柄にハマって好感が持てたし、脇を固める出演陣も中々豪華で芸達者な人ばかりです。何のかんの屁理屈をこねず大人が楽しむ妖怪映画として素直に観れば、ホノボノとした感じの楽しい映画でした。・・・・my評価は、5段階の星四つ。