1月28日(日)
先日の草津白根山で発生した突然の火山噴火には驚かされた。遭遇したスキーヤー達が異口同音に「生きた心地がしなかった。」と恐怖を語っていたが、私もあのスキー場へは何度も行ったから、その恐怖と臨場感は理解できる。
残念ながら自衛官の方が一人犠牲となられてしまったが、あれがもし休日の混み合う時間帯であったら、もっと多くの犠牲者が出ていたのではないだろうか。
更に言うと、あれがもし夏の休日であったなら、もっと悲惨な事になっていたであろうと思われる。何故かと言えば今回の噴火で新しくできた噴火口付近には遊歩道が通っており、今回被害にあったゴンドラは夏でも営業してるので、その山頂駅から降りた物見遊山の観光客が、あの遊歩道をゾロゾロと散策しているからだ。
そんな時にもし噴火したら、噴石の落下どころか噴火に伴う爆風で多くの人間が吹き飛ばされていたのではないだろうか。私も平成20年の夏に、四万温泉からあの辺りを通って草津白根のお釜までハイキングした事がある。
今思えば何も知らずに地雷原の上を歩いていたようなもんで、噴火と共に吹っ飛ばされる自分の姿を想像したら何だか背筋がスーッと寒くなった。