今まで紹介してきた北海道の日本三百名山だが、あと一つ残っている。それは支笏湖の近傍に聳える樽前山だ。実を言うとこの山が、私が最初に登った日本三百名山だったかも知れない。
二十歳前後の頃、私は千歳近郊で働きながら夜間高校へ通う勤労学生だった。学びたくてというよりも、職場にズーッといるのが嫌で通っていたのが実情だ。
その頃同級生達と遊びに行った時(今は全く音信不通だけど、皆元気でいるのかな。)
その高校が夏休みに野外研修の一環として樽前山登山を計画・実行し、私もそれに参加して学校登山で登ったのです。推定だが、確か昭和47年の夏頃であったと思う。
ブログに載せる為に当時の写真や資料を捜してみたが、一切の痕跡を見つける事はできなかった。あの頃は貧乏でカメラ何ぞ持っていなかったのだ。
ただ昭和48年2月に発行された学校の会誌に、ある女生徒が「夏の野外研修で山の上から支笏湖が見えた。」と書いていたので、昭和47年の夏に登ったのであろうと推測できたのだ。
風不死岳から樽前山
遠い昔に登った学校登山の薄い記憶に残っているのは、密かに想いを抱いていた女生徒O子さんが私の前を登る華奢な後姿と、噴気漂う樽前山頂溶岩ドームの奇怪な姿だけである。
写真も記録も無く、ただ登っただけではブログに載せようが無いので、昨年9月に妻と二人で再び登った登山記録で了解願います。これで北海道における三百名山回顧は終わり、次回からは東北の山へと舞台を移します。
平成29年樽前山登山 Let s click.