Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

中央線沿線、陣馬山~高尾山ハイキング

2018年02月11日 | 山歩き

2月9日(金)     天気=晴れ

 

08:34和田バス停→ 09:21一ノ尾尾根合流点→ 09:54~10:26陣馬山→ 11:06明王峠→ 11:30~54堂所山→ 12:43~13:03景信山→ 13:34小仏峠→ 13:54~59城山→ 14:14一丁平→ 14:45~55高尾山(大見晴台)→ 15:45高尾山口駅

 

 雪山歩きをしたくなり、妻を誘って相模湖の北に連なる陣馬山から高尾山までの稜線に出掛けた。通勤通学の人で混み合う電車を乗り継ぎ中央本線の藤野駅からバスに乗って、陣馬山登山口がある和田バス停にAM8時半頃着いた。

 終点の和田バス停

 今だ朝日の射さぬ山間の集落は凍える程寒く身が縮む。狭い車道を少し進むと右手に「陣馬山登山口」と書かれた標石があった。民家の庭先を抜けコンクリートの急坂を少し登ると展望が開き谷あいに真白き富士の嶺が見えた。

 陣馬山登山口の標石

 やがて緩やかな雪道の登山道となり、和田集落から40分程で一ノ尾尾根に達した。緩やかな樹林帯の尾根道を心地よく進んで行く。30分程で陣馬山直下に達し、僅かな急登で山頂中央に白馬像が建つ陣馬山(855m)に着いた。

 雪道の一ノ尾尾根

 陣馬山山頂直下

 山頂には何軒かの茶店があるが、清水茶屋だけが営業していた。白馬像横のベンチに座り暖かいカップヌードルで身体を温める。山頂は360度の展望で、純白の富士山が一際大きく聳えている。

 陣馬山山頂

 山頂から富士山

 山頂から清水茶屋と奥に大菩薩山稜

 30分程で休憩を終え、高尾山に向って歩き始める。しばらく行くと凍結した降りになったので、軽アイゼンを装着する。モンベル製のチェーンアイゼンは着脱容易、履き心地が良く優れ物、雪山ハイキングの必携品だ。

 奈良子峠付近

 雪の登山道は日当たりの良い所では地面が露出して泥んこ道となっている。奈良子峠や明王峠、底沢峠を通過して、陣馬山から1時間程で堂所山(731m)に着いた。

 明王峠

 堂所山手前の登山道

 誰一人居ない静かな山頂のベンチに座り、コーヒーブレイクで30分近く休憩する。この山を私が「ドウショヤマ」と言ったら、妻が「ドウドコロヤマと言うんだよ。」と指摘された。

 堂所山山頂

 休憩を終え急坂を降って、景信山へと出発する。堂所山~景信山間は何箇所か巻き道がありそちらの方が楽だが、逃げたような気分になるので敢て稜線沿いの道を進む。

 堂所山の急坂を降って、巻道と合流

 陣馬山~高尾山間のコースは春から秋のベストシーズンには平日でも人影が絶えぬ程混み合うが、雪に覆われた今は静かな山歩きができるので気持がいい。これ見よがしと登山道を駆け抜けるトレイルランナーも流石に雪道は走れぬようで全く姿を見ない。

 堂所山から40分程歩くと急な登りになり、登り切った所が景信山(727m)であった。山頂からは迫力ある関東平野の展望が拡がる。これから向かう城山や高尾山が意外と遠くに見える。山頂のベンチには十数名のハイカーがそれぞれに寛いでいた。

 景信山山頂

 山頂から関東平野

 山頂から城山方面(中央の山)

 景信山から小仏峠へ降って行く。最初は泥んこ道だったのでアイゼンを外したが、樹林帯に入ると凍結路に変ったので、再びアイゼンを付ける。景信山から30分程で降り立った峠から東の高尾駅に行く道と西の相模湖駅に行く道がそれぞれ分岐しており、又明治天皇野点の記念碑が建立されていた。

 小仏峠

 峠から20分程の登りで城山(670m)に着いた。前回此処に来た時は可愛い猫が接客していた茶店も今日は営業していない。城山はアンテナ群が林立して風情も展望も一寸物足らない山頂だ。天狗のお面がある山頂標識の所で記念の写真だけ撮って高尾山へ向かう。

 城山山頂

 城山から高尾山までは45分程の緩やかな道程だったが、最後の登りが意外ときつかった。辿り着いた高尾山(599m)大見晴台は普通の格好をした人や外国人も居て、観光地に来たような気分になる。

 城山から高尾山への登り

 高尾山山頂(大見晴台)

 高尾山薬王寺の本殿を通り抜け、高尾山ケーブルカー山頂駅の脇を通って、高尾山口駅に向うコンクリートの道を降って行く。この道の雪は除雪されているけれど、急な降りなので歩く衝撃が腰に来て意外と疲れる道だった。大見晴台から約50分程でケーブルカー山麓駅に降立ち、小腹がすいたので門前通りの蕎麦店「高橋屋」で食事をした。

 高尾山薬王院本殿

 賑わう本殿前の売店

 コンクリートの下山道

 ケーブルカー山麓駅到着

 今日は軽い気持ちのハイキングだったけれど、終わってみれば程々に疲れが残るボリュウムのある山歩きだった。新緑の春や紅葉の秋の山も良いけれど、静かな山歩きができて山々の雪景色が美しい冬の山も悪く無いと改めて思った。

コメント
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