4月21日(日)
一昨日、池袋駅近くの道路で87歳の高齢ドライバーの車が暴走し、若い母親と幼い娘さんが死亡するという痛ましい交通事故が発生した。この事故に限らないが、最近は高齢者による迷惑行為が多発しているように見受けられます。
それは高齢者の人口そのものが増えているせいもあるのでしょうが、脳の老化と言うか退化により、高齢者は感情の抑制機能が低下しているという事情もあると思います。70歳の私自身、最近やたらに涙もろく且つ短気になっており、これも感情抑制機能が低下した一つの現れなんでしょう。
世の中に迷惑を掛けるシルバーモンスターの存在については、高齢者の一人として私も大変申し訳なく思うところですが、そんな高齢者だって若かりし現役世代の頃は社会の一員として世の中のお役に立っていた時代もあったでしょうから、それに免じて少々の迷惑行為は「頑固な年寄の我儘」と懐深く穏便に対応して頂ければ幸いです。
しかし車の運転だけは人命が関わる事ゆえ、厳しく対応すべきです。70歳過ぎての免許証更新に認知症の検査だけでは不十分、運転技能の実技試験は必至で、合格ラインに達せぬ者は冷酷非情に免許証没収とすべきです。
日本の道交法が高齢者へ甘いのは、車を売りたい自動車業界への忖度か、或いは業界からの圧力があるのではと疑いたくなる程です。しかしこんなに高齢者による痛ましい交通事故が頻発する現状を鑑みれば、速やかなる免許証制度の改善が必要不可欠と、高齢者ドライバーの私でも思います。