Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥武蔵、小持山~大持山登山

2019年04月29日 | 山歩き

4月28日(日)       天気=晴れ

07:54大神楽沢橋→ 08:45~52タワ尾根分岐→ 10:05~17高ワラビ尾根分岐→ 11:06~14小持山→ 11:49~12:22大持山→ 13:18~24焼山→ 14:36大日堂

 

 前回のブログで10連休は遠出しないと宣言したけれど、爽やかな好天なのに家に居るのも勿体ない。そこで去年山友のKさんから教えてもらった秘密のワラビ群生地への山菜取りがてら、秩父の山へハイキングに出掛ける事にした。

 朝早く我家を出発して、国道299号を経由して秩父市街地に入る。秩父市役所や西武秩父駅の横を通って国道140号から左へ曲がり、浦山ダムの湖岸を抜け、大神楽沢橋で車を停める。

 此処で妻を待たせ私は車で下山口の大日堂バス停付近まで行き、道路傍の空き地に車を停めて折畳み自転車で、大神楽沢橋まで戻った。橋の傍で待っていた妻は「寒い。寒い。」とグチをこぼした。

 大神楽沢橋を出発

 此処から舗装された林道を歩いて行く。林道沿いに殆ど人家は見当たらず、最奥にポツンと1軒の家が在り、子供の声と飼い犬の鳴き声が聞こえた。家の傍から登山道が始めり、樹林帯ジグザグにしばらく登ると、タワ尾根の分岐に着いた。

 武士平最奥の人家

 人家の横から登山道に入る。

 タワ尾根分岐の小さな石地蔵

 

 此処からタワ尾根沿いに登って行く。最初は緩やかな道だったが、高ワラビ尾根が近づくと急峻な道に変った。道はあまり歩かれておらず薄い踏み跡だが、所々ピンクのテープが有り、良い目印となっている。

 タワ尾根の道

 途中、岩場に突当り何処から登るか迷ったが、右手にトラロープが張ってあり、それに沿って迂回すると岩場を抜ける道が続いていた。その後も急な道がしばらく続いたが、タワ尾根の分岐から約1時間10分程で高ワラビ尾根の分岐に着いた。

 タワ尾根の岩場でトラロープに導かれ右へ迂回する。

 高ワラビ尾根の分岐

 高ワラビ尾根の分岐から小持山へは、緩やかで歩き易い道だった。中間地点の1050mピークを越えると、ピンク色のツツジの花が所々咲いていた。最後の急登を凌ぐと、武甲山から大持山へ続く尾根道に合流し、合流地点のすぐ上が小持山(1273m)の山頂で、多くの登山者が思い思いに寛いでいた。

 1050mピーク

 1050mピーク付近から樹間越しに武甲山

 高ワラビ尾根の展望ポイントから奥秩父主脈方面

 小持山山頂

 

 山頂はソコソコに展望があり、北隣りの武甲山の背後には、上信越県境の山々が白く輝いて見えた。小持山から大持山の尾根道沿いはツツジの花が真っ盛りで、それを目当てに多くの登山者が行き交っていた。又岩場の多い道でもあるが、よく整備されているので慎重に歩けば危険は無い。

 山頂のツツジ

 山頂から武甲山方面

 山頂から大持山方面

 ツツジの花咲く大持山への道

 

 急坂を登ったピークが大持山と思ったら前衛のピークで、此処から両神山や奥秩父主脈が望めた。前衛ピークから僅かに降り再び登り返した所が大持山(1294m)で、ここでも多くの登山者が休んでいた。我々も山頂の片隅でランチタイムとする。青空の下、爽やかな風が吹く山頂はとても居心地が良くノンビリ休憩した。

 前衛ピークから秩父主脈(左手奥)、両神山(中央奥)方面

 前衛ピークから大持山

 途中の道で、岩と岩の狭い隙間を通過する。

 大持山山頂

 山頂から秩父主脈方面

 30分程の休憩を終え山頂を後にする。此処からバリエーションルートの大持山西尾根を降って行く。バリルートではあるが、去年も歩いているので不安はさほどない。

 山頂から西尾根を降る。

 気持ちの良い樹林の尾根道

 西尾根は踏み跡は薄いものの、穏やかな尾根で危険な場所は殆ど無い。しいて要注意ポイントをあげれば、1142mピークで尾根が二分するので、右の尾根を降る事。焼山のトラバース道は急傾斜なので滑らぬよう注意する事くらいか。

 焼山の手前付近

 焼山を通過するとすぐ下に高圧電線塔が建っているが、この鉄塔には電線が張られていない。電線塔を過ぎると道は明瞭になってくる。更に降った所にも高圧電線塔が建ち、こちらの鉄塔には電線が張られている。

 上の高圧電線塔

 下の高圧電線塔

 下の電線塔から落ち葉が積もって滑り易い樹林帯の道をしばらく降って行くと、眼下に浦山集落の家々が見え、畑の合間を抜けて集落の車道に降立った。

 電線塔から滑り易い道を降る。

 浦山集落に降り立つ。

 ところでもう一つの目的だったワラビ取りだが、時期が遅すぎたのか多くのワラビは育ち過ぎていた。又良いワラビも殆ど取り尽くされており、我々が収穫できたのは片手で収まる程の量だった。(場所は秘密)

 ワラビの収穫量

 我が家へ戻る途中の秩父市街は、観光客で溢れかえるような賑わいとなっていた。特に凄まじいのが秩父市内へ向かう国道299号で、国道140号と交わる市内から横瀬町役場を過ぎた所まで大渋滞となっていた。

 登山の汗を流そうと横瀬町の「武甲温泉」へ行ったがここも大混雑で、しかも休日料金で900円と高いので入る気がせず、結局坂戸市の「ふるさとの湯」まで車を走らせ山の汗を流した。

 今日の登山、タワ尾根から高ワラビ尾根にかけての道は踏み跡薄くけっこう厳しかったが、小持山から大持山にかけてのツツジが艶やかに咲いており、メリハリのある充実した山歩きができた。残念なのはワラビの収穫が少なかった事で、来年は半月早く行かなきゃと反省しています。

コメント
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