5月31日(金) 天気=曇り
08:36東武東上線、小川町駅→ 09:15古寺橋分岐→ 09:31出口橋分岐→ 10:50慈光寺分岐→ 10:55七重バス停分岐→ 11:20笠山峠分岐→ 11:36堂平山分岐→ 11:58~12:22堂平山→ 12:31剣ヶ峰→ 12:40白石峠→ 13:15大野峠分岐→ 13:28~40丸山→ 14:07日向山分岐→ 14:40西武秩父線、芦ヶ久保駅
今日は一人で勝手気儘に奥武蔵の山を歩こうと、我家で朝食を終えた後、東武東上線の小川町駅へやって来た。コンビニで行動食のオニギリとパンを買った後駅前から歩き始める。
小川町駅前
小川ハーフマラソンのコースでもある県道11号を西へ進み、郵便局を過ぎた所で松郷峠へ向かう県道273号へ左折する。県道を遡って行くと、右手に松岡醸造の酒蔵があり、その先の古谷橋で古谷集落へ向かう支道へ右折する。
県道273号から堂平山方面(堂平山は遥かに遠い)
松岡醸造付近
古谷橋で右の道に入る。
古谷地区は初めて訪れたが、古き良き日本の原風景が残る美しい集落だ。細い車道をしばらく歩き、出口橋の所で慈光寺へ向かう山道があり、左に曲って山道に入る。
出口橋で左の道に入る。
山道は倒木や大雨による浸食等でかなり荒れている。人の気配も無く、あまり整備がされていないようだ。やがて舗装された林道と交わったので、右折して林道を進んで行く。
慈光寺へ向かう山道
この林道、車はおろか人っ子一人歩いていない。1時間近く歩いたが目的地の慈光寺へ着く気配が無い。GPSで確認すると、私の地図には載っていない道を歩いているようだ。この道は山腹をクネクネと巻いて、随分大回りさせられている感じだが今更戻る訳にもいかない。
山腹を巻く林道
不安な思いで歩いていると、T字路となって新たな林道に合流した。T字路を左折してジグザグに登って行くと峠の先で慈光寺から堂平山へ続く奥武蔵トレッキングルートと交わった。
ときかわトレッキングコースと交わる。
これで現在地がハッキリ確認できて一安心、右折してトレッキングルートを進む。少し歩くとポツンポツンと家が点在する七重集落で、道沿いには立派な休憩所も建っていた。
七重集落の休憩所
七重集落から堂平山へ向かって、林道をジグザグを繰返しながら登って行く。しばらく登ると道の分岐点に着いた。右は笠山峠への道で、此処を左に曲り白石峠へ向かうダートの林道に入る。
白石峠へ向かうダートの林道に入る。
地図によれば、しばらく歩くと堂平山へ向う登山道が右折するはずだが中々現れない。「このままじゃ白石峠へ着いちゃうよ。」何て思いながら歩いていると林道が通行止めで遮断されており、そこが登山道の入口だった。
堂平山への登山道入口
右に曲って登山道を登って行くと、山火事跡地に遭遇した。かなり広範囲な焼け跡で、木々は黒こげになりながらも成長を続けており、植物の生命力の逞しさを感じさせた。
山火事の跡地
山火事跡地沿いの登山道
樹林帯の道を20分程登って、天文台が建つ堂平山(876m)の山頂に到着した。天文台やその下に在るキャンプ場は人気が無く、展望の良い山頂広場のベンチで休憩し、朝方買ったオニギリを食べて腹ペコのお腹を満たす。
堂平山天文台
堂平山山頂
今日は朝からドンヨリとした曇り空で、山頂からは墨を流したような関東平野の景色が広がっていた。20分程で休憩を終え、剣ヶ峰に向かって出発する。
山頂から関東平野
剣ヶ峰(876m)の山頂は、アンテナ施設が占拠して展望も無いからサッサと通過する。剣ヶ峰から山道をしばらく降って白石峠に着く。週末は山岳ドライブを楽しむ車やバイクで賑わう峠だが、天気がパッしないせいか、行き交う車や人影は殆ど無い。
剣ヶ峰山頂
白石峠
白石峠から大野峠に向かって林道を南へ進む。都幾川町へ降る道が左折する鞍部の高篠峠を過ぎてしばらくすると、右手に峠へ向かう登山道があったのでその道に入る。
高篠峠の先で登山道に入る。
舗装された単調な林道を歩くより、山道を歩く方が断然気分が良い。やがて稜線上に達すると、大野峠へ向かう道が左へ分岐していた。私は直進して、丸山へ向かう尾根道に入る。
大野峠分岐
樹林帯に続く緩やかな尾根道は、歩き易くて心地よい。やがて上部に巨大な電波塔が見え、白い展望台が建つ丸山(960m)へ着いた。展望台は白いコンクリート造りの立派な施設で流石はお金持ちの埼玉県だ。しかし展望台の上にある3基のニコン製双眼鏡は一寸やり過ぎだろ。
丸山山頂
山頂の展望台
展望台から武甲山と秩父市街地
展望台での休憩を終えて山頂を後にする。少し降ると車道(奥武蔵グリーンライン)に出た。車道と並行して狭い自転車ロードが通っていたので、その道を進む。800m程行くと芦ヶ久保駅へ降る道が左に分岐していた。
快適な自転車ロード
芦ヶ久保駅分岐
左へ曲がり駅を目指して降って行く。この道も良く整備されて歩き易い道だ。速足で降るものだから足の指先が痛くなってきた。ジグザグを繰返しながら降って行くと鹿避け柵があり、そこを通過してしばらくする芦ヶ久保集落に入った。
心地良い下山の道
鹿避け柵
眼下には芦ヶ久保駅や道の駅「あしがくぼ」が望める。クネクネ曲った車道を降って、国道299号沿いの道の駅に到着した。食堂に入りさっそく生ビールを注文したが、有るのは缶ビールだけ、それでもモツ煮をツマミに美味しく頂きました。
芦ヶ久保集落に入る。
道の駅あしがくぼに到着
今日は筋肉痛になる位目一杯歩こうと思っていたが、望みどおり足の筋肉は強張って、足の指がヒリヒリと痛いです。でも気分はかなり爽快で、充分満足の山歩きができました。