6月20日(木)
金融庁の報告文書に端を発した「2千万円の年金不足」問題で、野党やメディアは厳しく政府を批判しているが、どうもこの論争ピントがずれているような気がして仕方がない。
年金不足何て、昨日・今日金融庁の文書で初めて判った事じゃない。経済評論家の荻原博子さんや森永卓郎さんが、ズーッ前から口を酸っぱくしてテレビやラジオで言ってた事だ。
年金は現役時代の50%ほどしか貰えず(国民年金に至ってはお小遣い銭程度)、不足分は自己資産で補わなきゃやってけない事は国民の誰もが知ってる事実で、「エーッ年金だけで安心して暮らせないの~」何て言ってる輩はよっぽどのアホか間抜けだ。
先日の国会審議でも、野党の蓮舫オバサンが「2千万円も足りない何て一体どーいう事なのよ。」と、正義のヒロインぶって声高々に悪徳代官麻生さんを責め立てていたが、まるで「世界第2位じゃいけないんですか。」の二番煎じで、底の知れた安っぽい三文芝居を見ているようだった。
対する悪徳代官麻生さんも、金融庁の報告を「ア、ソウ」と軽く受取り、「今後の政策に反映させて頂きます。」位に言ってスルーしてしまえば大した問題にならないのに、「ヤダー、受取らない。」何て駄々っ子みたいな事を言うから、火に油を注ぐ結果になってしまった。
又野党に便乗して大騒ぎするマスコミも一寸おかしい感じがする。先日もどっかのテレビ局が、年金不足問題に関連して年金受給者達の声を聞きましたと報じていた。
その一つが「不安になったので、自家用車を売ろうかと思います。」という声・・・「バカ野郎、年寄りが運転してもロクな事は無いんだから、お金があろうが無かろうが車何てサッサと売っちまえ」
もう一つが「今まで電車で通っていたけれど、これからは歩いて行かなきゃいけない。」・・・・「バカ野郎、お金があろうが無かろうが電車に乗らず歩けよ。その方は健康にズーッといいんだから」
と、聞いているだけで腹が立ってきた。
国民が本当に知りたいのは、年金を貰う高齢者は右肩上がりに増えていくのに、年金を支払うべき現役世代は左肩下がりで減っていく日本で、現在の年金は本当に保つのかという制度の根源に関わる問題だ。
何時までも国会で安っぽい三文芝居何かやってないで、ここんところを政府や政治家が党利党略を離れて知恵を出し合い、真剣に議論してほしいものだと願っております。