Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

佐藤美術館から新宿御苑へ散策

2019年06月17日 | お出掛け

6 月14日(金)

 前回ブログの続編です。都内の病院で胃カメラの検査結果を聞き、病院を出たのが午前9時半頃、時間がたっぷりあるので、ウォーキングで都内を散策する事にした。

 新聞販売店から佐藤美術館で開催されている「日本画の多様性」展のチケットを貰っていたので、まずは美術館がある千駄ヶ谷へ向かった。今日は陽射しが強く、千駄ヶ谷へ着く頃には汗まみれとなり、涼を求めて千駄ヶ谷商店街の喫茶店で休憩する。

 佐藤美術館はJR中央線の千駄ヶ谷と信濃町の中間地点に建つありふれた雑居ビルの中に在った。ビルの2階が受付で3~5階が展示コーナーとなっている。あまりにもこじんまりしたスペースで、普通の美術館と趣が異なる。

 佐藤美術館入口

 来館者も殆ど居らず誰も居ない展示コーナーに一人ポツンといると、居心地が悪くて落ち着かない。展示されていた作品は、名も知らぬ若手画家によるもののようだ。

 館内の展示コーナー

 伝統的な日本画というより今風の作品で、ゲージュツ心は「猫に小判」の私が批評するのもおこがましいが、「も一つピーンと響くものがないなあ。」というのが率直な感想だった。展示作品が少なかったので15分程で美術館を出た。

 美術館のすぐ隣には新宿御苑があった。東京近郊に40年近く住み、新宿には数え切れぬ程来ているけれど、そう言えば「新宿御苑」を訪れた事が無い。丁度よい機会なので千駄ヶ谷門から初めて新宿御苑の中へ入った。

 千駄ヶ谷門

 入場チケット(大人一人500円「65歳以上は250円」)は安いし、それ程大した所じゃあるまいと高を括って入ったが、イヤイヤ想像以上に素晴らしい異次元の世界だった。

 千駄ヶ谷門近くの桜園地

 中ノ池越しに新宿高層ビル群

 人々がごった返す都心の繁華街のド真ん中に、こんな広々とした緑のオアシスが広がっているとは思わなかった。空気までが涼しく新鮮に感じられ、とても居心地がよい所だ。御苑内の隅から隅まで歩くと数キロになり、疲れてお腹も空いてきたので、お昼過ぎに新宿門から外に出る。

 バラ花壇

 風景式庭園から高層ビル群

 大温室

 温室内部

 重要文化財「皇室御休所」

 旧御涼亭付近

 上の池

 新宿門

 相変わらず混雑する新宿靖国通りを歩いていると陽射しの暑さが耐え難く、何だか歩くのが馬鹿らしくなって新宿三丁目から地下鉄に乗った。池袋繁華街の和風レストラン「大戸屋」で、生ビールと魚定食を注文しお腹を満たしてほろ酔い気分で我が家へ戻った。

 今日初めて訪れた新宿御苑は思ってた以上に良い場所であった。ツツジや桜の満開の頃にはもっと素晴らしい景観が望めるだろうから、そんな時に缶ビールと若干のつまみでも持って、ノンビリ散策するのも悪くは無さそうだ。

コメント
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