Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

心が痛む、熊本県、球磨川の氾濫

2020年07月07日 | 日記

 7月7日(火)
 50年や百年に一度と言われる集中豪雨が、近年は日本の何処かで毎年のように発生している。先日も熊本県の球磨川流域が氾濫し、人吉市街地を中心に大規模な水害が発生した。
 この辺りは11年前の平成21年、日本縦断ウォークの時に歩いたので思い出深い地域です。夕方遅く人吉市内に辿り着いた私を、親切に泊めてくれた国宝青井神社近くの「青井ビジネスホテル」のオジサン。夕食を食べに訪れた食堂で、私に「明日の弁当だよ。」と言ってオニギリを作ってくれたオバサン。快く敷地内にテントを張らしてくれた球磨川沿いの「道の駅坂本」の支配人さん。皆さん大丈夫だったのだろうか。

 宮崎県の矢岳高原を越えて辿り着いた人吉市内(平成21年3月6日)

 お世話になった青井ビジネスホテル

 国宝青井神社
 二日間かけて歩いた球磨川沿いの集落は、日本昔話に出てくるような風光明媚で美しい所でした。テレビを見るとその流域は、スッポリ茶色の泥水に埋もれ、無残な光景に様変わりしていた。

人吉から八代に向かう球磨川(平成21年3月7日)

 同 上

 球磨川沿いを走るJR肥薩線

 球磨川に架かる赤い橋(テレビを見るとこの橋も流されてしまったようだ)

 一晩お世話になった「道の駅坂本」
 人吉市内へは6年前の平成26年にも九州三百名山登山で訪れ、球磨川の畔に建つ和風情緒豊かな「人吉旅館」に泊まったが、人情味があってとても居心地の良い宿だった。

人吉旅館前で(平成26年5月15日)

 人吉城址公園から球磨川の流れ

 あの時我々夫婦を優しくもてなしてくれた韓国出身で明るく人気者の女将さんが、テレビの取材に応じ、深刻な表情で「あまりに酷くて何処から手を付けていいのか判らないけれど、元に戻れるよう頑張ります」と健気に応えていた。
 行けるものならボランティアへ行って微力ながら力になりたいが、球磨川はあまりに遠く、今は一日も早い復興を願う事しかできません。復興が叶った暁には、風情ある城下町の人吉市へぜひ再訪したいと思います。

コメント
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