7月19日(日)
何をやっても袋叩きの安倍政権に少しは同情している私でさへも、今回の「GO TO トラベル」にはあきれ返った。新型コロナの感染者数が3~4月の第一波を遥かに凌ぐ勢いで増加しているこの時期に、それを更に煽りたてるような「どうぞ旅行へお出掛け下さい」という政府の観光キャンペーン、これじゃ「GO TO トラベル」じゃなくて「GO TOトラブル WITH コロナ」と言った方が当たってる。
観光振興というお題目は判らぬで無いが、林修先生流に言わせてもらえば「やるなら今じゃ無いでしょ」それに何でこの非常事態下に「旅行へでも出掛けようか」何てお気楽な連中の支援しなけりゃいけないんだ。
そんなお金があるのなら、九州などの集中豪雨で被災した人達へこそ真っ先に支援すべきでしょうが、被災地へは、ボランティアに行きたくても新型コロナの影響で県外の人は立ち入れないのが現状です。
それ故に現地は極端な人手不足で、「被災地の復旧は遅々として進まない。」と被災者の方が涙ながらにテレビカメラの前で嘆いていました。この人達へこそ真っ先にあらゆる手立てを尽くすべきでしょうが。
全国には「行けるものなら被災地へ駆けつけて、ボランティアで被災者を助けたい。」という熱き心の持ち主が大勢おられると思います。そんな人達に無料でPCR検査を受けてもらい、「異常無し」と結果が出た人はドンドン現地へ乗り込んで、被災地復旧のボランティア活動で頑張っていただく。ヤル気になればそれくらいの事はできるはずです。
その為にボランティア志願者への検査費と被災地までの往復交通費くらいは、国が大々的に補助すべきではないですか。微々たる額だが私は納税者の一人として、声を大にして言いたい。「お気楽な旅行者なんかを助けるより、被災地で頑張っている人達へこそ貴重な国費を使ってくれ。」