Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

新型コロナの影響で今年は多くの山小屋が休業、中高年には厳しい登山になりそう。

2020年07月28日 | 日記

 7月28日(火)

 夏は何処か日本アルプスの山でも歩きたいなあと思ってネットでいろいろと山岳情報を検索してみたが、新型コロナの影響で今シーズンは多くの山小屋が休業してしまうようだ。

 富士山は小屋どころか全ての登山道が全面通行禁止になったし、南アルプスも殆どの山小屋が休業になっている。北アルプスや八ヶ岳では人気の高い山小屋は営業を始めたものの、何処も大幅に宿泊定員を削減している。

 山小屋は避難場所的な役割もあるので、昔は何処も来る者拒まずで予約無しに泊めてくれたが、近年は北アルプスを中心に予約制を導入する山小屋が増えてきた。私も何年か前、北アルプスの南岳小屋へ予約せずに行った時、泊めてはくれたけれど小屋の人にチクっと嫌味を言われたものだ。

 それが今年は何処の小屋も、ほぼ例外無く完全予約制へと移行してしまった。感染防止対策とは言え、これは中高年登山者にとって厳しい状況と言える。どういう事か例えで言うと、元気な若者なら早朝北アルプスの登山口、上高地を出発し、その日のうちに苦も無く標高3千mの穂高岳山荘へ着くだろう。

 しかし身体にガタがきた高齢者ではそうはいかない。一部のスーパー元気な中高年なら穂高岳山荘へ辿り着くかも知れない。しかし普通は精々頑張って標高2300mの涸沢ヒュッテ泊りがいいところだ。更に足の遅い者や調子の悪い者は、標高1500mの横尾山荘泊りになってしまう。

 つまり高齢者はその時の体調次第で、予約した小屋へ辿り着けない確率が健脚の若者に比べてかなり高いと思われる。それを無理して予約した小屋へ行こうとすれば遭難の危険性が増してくる。(実際に高齢登山者が自分の体力を過信して山小屋へ辿り着けずに遭難騒ぎとなった事例はかなり多いと聞いてます。)

 今年に限って言えば体力に劣る中高年登山者は、己の限界に挑むような登山は避けた方が無難と言えるでしょう。大丈夫山は逃げませんから、次の年にチャレンジしましょう。アッでも年寄りはいつ何時身体がガタッと来るか判らない。やっぱり山は逃げますんで、その時はスッパリ諦めてもらうしかありません。

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