Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

北ア、唐松岳~五竜岳登山2日目(詳細)

2021年09月19日 | 山歩き

9月14日(火)      天気=曇り

唐松岳頂上山荘(テント場)→ 五竜岳 → 五竜ゴンドラ山頂駅

05:55唐松岳頂上山荘→ 08:05~18五竜山荘→ 08:57~09:08五竜岳→ 09:43~10:00五竜山荘→ 10:07白岳→ 11:07~22西遠見(池塘)→ 11:44大遠見山→ 12:18中遠見山→ 12:35~45小遠見山→ 13:30五竜テレキャビン山頂駅

 

 朝4時過ぎ、隣のテントの物音で目が覚めた。早朝の冷え込みに、寝袋から出るのが少し辛かった。コンロに火を付け、カップヌードルとコーヒー、パンで朝食を済ます。今朝の天気は高曇りで彼方に富山湾が見えていた。

未明の唐松岳

 テントを撤収し、6時前に唐松岳のテント場を出発した。歩き始めてすぐに牛首の岩場を通過する。鎖が随所に張られているので、慎重に歩けば問題は無い。最低鞍部まで長い降りが続き、大黒岳は山頂直下を巻いたのでいつの間にか通り過ぎていた。

牛首の岩場

雲海と頚城山塊の山々

最低鞍部へ降って行く

 最低鞍部が近づくと、緩やかな道になってきた。行く手の五竜岳がだんだん大きくなってくる。最低鞍部から白岳へ向かって登り返しの道になる。この道は岩場も無く歩き易いが、長い登りで息が切れてくる。

白岳の登りから五竜岳

白岳への登り

 唐松岳のテント場を出発して2時間10分ほどで、白岳直下に建つ五竜山荘に着いた。山荘前のベンチで休んでいると、五竜岳へ登った人達が次々と戻って来ていた。

五竜山荘

五竜岳への登山道

 ベンチ横にザックを置き、貴重品だけ携行して五竜岳へ出発する。ザックを背負って無いと、重しが取れたように身体が軽く感じる。五竜岳への道は登るにつれて傾斜が増して、途中数か所ほど鎖の付いた岩場を通過する。

トラバース気味に登って行く

途中の岩場

山頂直下の岩場

 山荘から休まず歩いて約40分で五竜岳(2814m)へ到着した。山頂は縦走路から50mほど西へ離れた場所にあり、360度の大展望が広がる。北は朝方出発した唐松岳や白馬岳、西は剣岳、立山連峰その左手に薬師岳、南は鹿島槍ヶ岳が大きく、槍、穂高など北アルプスの主だった山が殆ど望める。

五竜岳山頂

山頂から唐松岳方面

山頂から鹿島槍ヶ岳方面

山頂から五竜山荘方面

 10分ほどの滞在で、五竜岳を後にする。山頂から30分余で五竜山荘に戻り、外のベンチで栄養補給を兼ねて20分ほど休憩する。休憩を終えると再び重荷を背負い白岳へ向かう。

白岳山頂から五竜岳

 白岳の山頂から、遠見尾根コースの降りが始まる。最後の見納めと五竜岳を眺めた後、尾根の急坂を降って行く。急坂の途中に数か所岩場があるが、鎖が張られているので大して問題無い。

白岳から遠見尾根を見下ろす

遠見尾根の岩場

西遠見手前の鞍部から白岳を見上げる

 遠見尾根は途中に西遠見、大遠見、中遠見、小遠見の小ピークを連ね、アップダウンを繰り返して長い道程が続く。登山道からは北壁を前面にした鹿島槍ヶ岳の豪快な山容が望める。

遠見尾根から鹿島槍ヶ岳

西遠見の池塘

大遠見山

 西遠見下の池塘で一度休憩しただけで歩き続けたから、小遠見山へ着いた時は流石に疲れた。山頂は霧に包まれ展望は全く無かった。小遠見山から良く整備された遊歩道のような歩き易い道となり、PM1時30分頃ゴールの五竜テレキャビン山頂駅に着いた。

霧の中の小遠見山

小遠見山山頂

テレキャビン山頂駅上部の遊歩道

五竜テレキャビン山頂駅

 ゴンドラでアッと言う間に下界に着き、山麓駅から残置していた自転車に乗って八方の第3駐車場へ戻った。車に乗ると白馬町内のみみずく温泉へ向かい、此処で山の汗を流した。此処はこじんまりとした日帰り温泉で、料金も安く(大人650円)素朴な雰囲気が中々良かった。

五竜テレキャビン山麓駅

自転車で八方第3駐車場へ戻ってきた。

 今シーズンの山小屋は何処も予約しなければ宿泊できず、休業している小屋も多い。中高年登山にはハードルが高くなった感があるが、取りあえず北アルプスにピークに登頂できて達成感のある山行でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする