Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

木星が東の夜空に輝いて絶好の観望時期

2022年10月03日 | 天文

 10月1日(土)

 夕日が落ちて暗闇になると東の空に一際輝く明るい星があります。それは太陽系最大の惑星である木星です。木星は今「衝」の時期を迎えて 、見頃になっているのです。

「衝」とは木星が地球から見て太陽のちょうど真反対側になる瞬間の事を言います。「衝」の時期には地球との距離が最も近くなるので大きく見え、木星を観望するには絶好の時期なのです。

 その明るさに誘われて、普段は埃を被ったままの古い望遠鏡をベランダに持ち出し木星を覗いてみた。何しろこの望遠鏡は私が20代の頃に購入した口径65㎜屈折式望遠鏡で、骨とう品的な代物です。

 それでも望遠鏡メーカーとしては日本で最も信用あるタカハシ製作所製なので、50年近く経った今でもそれ程支障なく使用が可能です。高倍率の100倍にすると、私の小さな望遠鏡でも木星本体の赤道付近に黄色い横筋が2本あるのが見えました。

 写真に撮れないかなと思い、コンパクトカメラを接岸レンズに押し付けて撮影してみたが、下記のように木星の白い円盤像と、ガリレオ衛星が四つ写っていただけでした。木星本体に写る黒点はたぶんレンズの埃ではと思います。

木星とガリレオ衛星(木星本体の右にある黒点はたぶんレンズの埃です)

 木星については既に惑星探査機や最新鋭のウェッブ宇宙望遠鏡などで詳細な画像が公開されているので、ネットなどで手軽に見る事が可能です。しかし生で見る木星像も中々美しいので、一般公開されている各地の天文台(群馬天文台、堂平天文台など)の大型望遠鏡で観望させてもらうのも、秋の夜長の良い思い出になるのではと思います。

ウェッブ宇宙望遠鏡で撮った木星写真

コメント
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