私が所属している「雪だるまクラブ」が、今年限りで解散される事になった。このクラブは「障害者と健常者が一緒にスキーを楽しもう」というのがコンセプトで、20数年間活動を続けていた。
今から21年前に私が胃の手術後に療養をしていた時、当時クラブの会長だったTさんから「F君、静養がてら遊びに来ないかね」と誘われ、クラブ主催の「越後湯沢のスキーツアー」に参加したのがクラブとのなれそめでした。
それからズッとスキーツアーに参加を続け、いつの間にか役員の末席にも名を連ねて、クラブの運営にも参加する立場になった。クラブのスキーツアーは毎年30名以上の参加者が有り順調に活動していたが、新型コロナの流行がクラブの活動をストップさせた。
会員の中には身体的弱者もいる為に、令和3年からクラブのスキーツアーは中止せざる得なくなった。その間に一部役員が体調不良で脱落し、何よりも提携していたツアーの定宿が廃業したのが致命的なダメージとなって、クラブの継続は不可能になった。
解散は決定したが、問題になったのがクラブに残された運営資金、この処分をどうするかいろいろ方策を話しあったが、「クオカードにして、会員に返金しよう」というT会長の一声で道筋ができ、会長の挨拶文とクオカードを会員に郵送する事で、解散の事務処理を終える事ができた。
馴染んだ雪だるまクラブが無くなってしまうのは寂しくもあるが、私も既に後期高齢者、あと何年スキーをやれるやらという身なので、いい踏ん切り時ではという思いもある。
でも会員のS君やK君から一緒にスキー行ってくれないかと誘われているので、あと数年間は障害者スキーと縁が続く事になるかも知れません。
最後となった2020年2月の黒姫スキーツアー