5月6日(月)
先日登山で大月市を訪れた際に、日本三大奇橋の一つに数えられる「猿橋」を見物した。この橋は大月市の歴史的な観光名所で、山歩きでこの辺りを訪れる度に気になっていたのだが、やっと実物を拝む事ができました。
狭い峡谷の川面から31mの高さに架かるこの橋は、橋桁が無く両岸から張り出した4層の羽根木によって支えられる特殊な構造です。古い謂れによれば、西暦600年頃に百済から渡来した造園博士が、難航していた橋の建設中に、猿の群れが繋がって川を渡る姿にヒントを得て、この橋を完成させたと言われています。
猿橋という名も、この謂れから名付けられたようです。江戸時代の浮世絵や芭蕉の句にも謳われている猿橋、近くに在る郷土資料館で大月市の歴史展示物と併せて見学すれば、より深い印象が残るのではと思います。