Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

市民講座で、終活の講義を受講する。

2024年05月29日 | 日記

 八代亜紀さんや中尾彬さんなど、私とさほど齢の違わぬ有名人の方々が次々とお亡くなりになっている。ソロソロ自分の終活も真剣に考えねばならぬ時かもと思っていたら、ある時妻が市民大学講座でこんなのがあるよと、パンフレットを私に見せた。

 それに書かれていたのは「配偶者とあなたを救う終活」という名の市民講座で、受講してみたらどうと私に勧めた。そんな事情でこの講座を受講する事になり、当日講座が行われる公民館を訪れた。

 教室には、私と同年輩と思われる老男女6~7名ほどの人が席に着いていた。教えてくれる講師の方は、行政書士事務所を営んでいるというMさん、私より幾分年配者に見える高齢の男性だった。

 さてどんな風な講義になるか興味を持って臨んだのだが、自己紹介を終えた講師のMさんは、受講者に配布されていたテキストを冒頭から一字一句違わず淡々と読み始めた。

 そのテキストはMさんが営む事務所のホームページの記事をコピーしたもので、内容を簡略すれば「遺産相続や終活など終末期の困り事、私の事務所ではこんな事もあんな事もできますよ。どうぞ私の事務所にお任せください・・」というCMみたいなものだった。

 Mさんはテキストに目を落としたまま、一切のアドリブやギャグも無く、お坊さんのお経のように淡々と読み続ける。こんな講義じゃチットも興味が湧いてこず、思惑が外れて少々ガッカリの内容だった。

 

 Mさんの事務所は「行政書士M国際法務事務所」と一応仰々しい看板が掲げられているが、住所と電話番号から推察すると、どうも個人営業でやっている事務所のようだ。

 それにMさん自身が私より高齢者に思えるから、私より先にあの世へ旅立つ可能性も高い。正直彼にお願いしようかという気持ちにはなれなかった。講座自体は実りあるものでは無かったけれど、終活に関わる支援や業務を委託できる事務所や機関が存在すると分ったのは収穫だった。問題は信頼して任せる事ができる事務所や機関が何処に在るかで、それを見つけ出すのが今後の課題です。

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