

割り当てで公民館の「地震・津波から自分と家族と地域を守る」と題する防災研修会に参加してきた。
参加はしたが正直なところ割り当てなので、始まる前から早く終わらんかのーと不謹慎にも思っていたが、いざ始まると今注目の南海地震は前回から147年も経過しているのでいつ起きてもおかしくない等、分かりやすい解説で引き込まれてしまった。
記憶に新しい阪神大震災や東日本大震災に学ぶとして色々紹介されたが、釜石の奇跡といわれている小・中学生の生還率99.8%には改めて驚かされた。
既にテレビで紹介されていたが、日頃の訓練の賜物と子供の先例にとらわれない純粋さがもたらした成果だろう。
ところでわが向東町の避難場所は中学校や小学校となっているが、ここの海抜は2メートルほど、で 東日本大震災を契機に見直された基準によると南海地震等が起きたとき想定されている津波は4メートル??
ちなみに見直し前の基準でも3.3メートルの津波を想定していたそうだ?そう避難所に行けば死んでしまう場所だ、本日の講師 防災士の細川さんもこの点を指摘されていた。
何を想定した避難場所が・・・と考えてしまう、まぁ以前は津波のことあまり意識していなかったのでしょう・・・とかばってあげたいが、細川さん曰く災害支援物資は指定避難場所しか運びませんから??
ここまで聞くと行政は何やっているんだーとなる、今鋭意検討中らしいが3・11から1年半ゆっくりしすぎてはいませんか・・・
まぁ、これが実態なのでしょう、海抜2メートルの学校の生徒さんの避難訓練どーやっているのでしょうねー、決まっているから・・・だけで見直しもしないで、意味の無い訓練やっているのでは。
役所や国のスケジュールを消化するだけの研修や訓練は意味がない。
今日のような実際の海抜を調べて教えてくださる研修や訓練で、自ら考える癖をつけるほうがいいのでは。
ちなみにJR尾道駅3.3メートルその前のしまなみ交流館は3.1メートル、ともに水没する地点。
わが家は約8メートル、これは一昨年家を移転するさいの調査データ、つまり家でじっとしているほうが安全???