浅草岳から秋を満喫し大満足でしたが
その翌週も晴れの天気予報になったので
鬼ヶ面山からの浅草岳を見たくて
11月初旬に再び
魚沼の入広瀬に向かいました。
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鬼ヶ面山への登山口は
新潟と福島の県境である六十里越トンネルの
すぐ脇にある20台くらいが止まれる駐車場から
始まります。
先客は1台ありましたが
登山の途中ですれ違う人がいなかったのに
帰りには車がありませんでしたから
この日、鬼ヶ面山に登ったのは
私一人ということで
先週の人出が多かった浅草岳と対照的な
山行になりました。
このルートにトイレはありません。
水を補給する必要がなかったので
水場のマークは確認できていません。
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六十里越の由来は
魚沼と奥会津を結ぶこの道が厳しくて
6里(24km)が60里にも感じたから
だそうです。(新潟観光ナビより)
Ⅴ
秋の青空が広がり
気温は15℃で快適だったのですが
上り始めると
道路に沿った谷状の地形から
冷たい風が吹き始め
ウィンドブレーカーを羽織りました。
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登山道は林の中を
笹がきれいに刈り払われて
土の上に落葉が積もり
それを踏む人も少なく
フカフカした歩きやすい道です。
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たまに見事な紅葉もあり
高度が上がったので
散歩に来たように快適です。
冷たい風も治まりました。
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登山口から30分で
六十里越の最高点の分岐です。
真っすぐは奥会津で
左折すると鬼ヶ面山や浅草岳です。
標識は浅草岳になってます。
ここから浅草岳までは、ずっと
新潟県と福島県の県境になります。
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少し上ると送電線の鉄塔があり
広場のようになっていて
すすきの向こうに福島の山並みが見えます。
ウィンドブレーカーを脱いで
甘いものを口に入れて
小休止にしました。
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誰もいないので静かです。
熊避けの鈴を持ってくれば良かったとか
ヤマレコの音声ガイドをオンにするとか
何の音もしないので、不安になります。
鳥の鳴き声さえありません。
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広場の上はまた林の中です。
六十里越分岐から30分で
マイクロ反射中継局です。
電源開発の持ち物のようです。
標高は1125m
だいぶ登ってきました。
気温は20℃まで上がり快適です。
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ここからは鬼ヶ面山が
こんもりと盛り上がって見えます。
山頂は左、南岳が右のボッチです。
浅草岳から見た崖の面が表とすると
裏側は穏やかな姿です。
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電力会社の作業車が通るような
広くて平らな傾斜の少ない道を行くと
登山道は右に折れて
緩い上りになりました。
新潟百名山のガイドブックによれば
この辺りは雪解けとともに
絶え間なく花が咲いているそうです。
日当たりがいいので
気持ちよく歩けます。
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樹木が低くなると、右手に
田子倉湖が見えてきました。
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前方の視界が開けて
南岳の岩壁が現れると
登山道の右側は
切れ落ちた崖になりました。
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マイクロ波中継局から1時間で
南岳に到着です。
山頂は360度見渡せる展望台でした。
特に
今日の目的地である鬼ヶ面山と
その右に、浅草岳がどっしりと
裾野を広げていました。
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ここからは
右側は崖の道が続きます。
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つづく