(前の記事からの続き)
⑥ 自己を損なう行為に耽溺する
自殺企図や自傷行為など 直接自分を傷つける 行為の他に、
薬物乱用やアルコール, 場当たり的なセックスなどに 溺れます。
過食や万引き, 買い物依存は、
しばしば 愛情飢餓を癒すための 代替行為として行われます。
女性では 過食や浪費が見られやすく、
男性では 命の危険を伴う スポーツや無謀運転などに 熱中することもあります。
無意識の自殺願望が あると言う人もいます。
〔 「境界性パーソナリティ障害」 岡田尊司 (幻冬舎) より 〕
心子には 過食, ODがありました。
ただし 僕の目の前で したことはありません。
不特定相手の性行為, 万引き, 浪費は 全くありませんでした。
心子は 倫理観が非常に強い面があり、 逆に 使えるお金は全くなかったので。
(ただ 死後になって、 隠れた預金があることが 分かりました。)
また心子は 人の犠牲になったり、
正義のためなら 自分の身は どうなっても構わないという 性向がありましたが、
主治医の先生によると、
それは 自分を目茶苦茶にしたい 無意識の自分がいるのだ ということでした。
それも トラウマから生まれてきたものです。
心子は 自分で自分を抱きしめることが できないのでした。
(次の記事に続く)