「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

境界性パーソナリティ障害の治療法

2011年11月08日 21時09分42秒 | 「BPDサバイバル・ガイド」より
 
 治療を受ける前には、 徹底した心理アセスメントを受けて、

 正しく診断してもらうことが 非常に重要です。

 自己診断はよくありません。

 本やネットで 色々な症状や障害について 読んでいると、

 実際にはないのに、 その症状が 自分や他人にあると

 思い始めてしまうこともあるからです。

 このような現象は、 病気について勉強する 医学生にもよく見られ、

 「医学生シンドローム」 と 呼ばれているほどです。

 境界性パーソナリティ障害の治療法には、 次のようなものがあります。

○ 認知行動療法 (CBT)

 感情, 思考, 行動をコントロールするための スキルを学びます。

 問題を起こす 自分のパターンを見極め、 それらを変える努力をします。

○ 弁証法的行動療法 (DBT)

 認知行動療法に加えて、

 自分自身や 自分の人生, 他者を 受け入れる方法を学習します。

 (後述)

○ 精神力動精神療法

 様々な行動の理由, 行動パターンが どう始まったのかを 理解するのを助けます。

 育った環境に 重点を置き、

 親や周りの人との経験が、 現在の行動に どう影響しているかを探ります。

 個人療法, 集団療法, 薬物療法もあります。

 積極的に問題を解決したいなら、 認知行動療法や弁証法的行動療法、

 自分と同じような問題を 抱えている人の 話を聞きたいなら、

 集団療法がよいでしょう。

〔 「境界性パーソナリティ障害  サバイバル・ガイド」 (星和書店) より 〕
 
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