「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

パートナーを 「変える」 には (2)

2012年01月28日 18時20分59秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス
 
(前の記事からの続き)

・ ボーダーの人が障害を抱えていることを 納得させようとする。

  ところが彼らは、 病気なのはあなただと思っている。

・ 関係に何も求めなくなる。

  話をすることをやめる。

・ 素晴らしいパートナー関係を築いている, 全て順調だと

  人から思われるようにする。

・ 悪い関係でも 何もないよりはマシと、 呪文のように唱える。

・ 相手がわめけば、 こちらも怒鳴る。

  相手が叩けば張り倒す。

・ ボーダーの人ほど 自分を愛してくれる人はいないと 思い込む。

  彼らが何をしても 責任はない。

  彼らを変えられるのは 自分しかいないと思っている。

・ ボーダーの人が 激しく怒り狂っても、 それに甘んじるしかないと考える。

  こちらがどんな気持ちでも、 相手の話をじっと聞く。

  その場を離れたら  「見捨てられた」 といって責められ、

  ますます酷くなると考える。

・ BPDについてよく知らない 専門家を信じて、 助けを求める。

・ 周りの人が どんなに心配しても、 無視をする。

・ ボーダーの人のニーズが、 自分や子供のニーズより 重要であると信じている。

・ 自分は犠牲者であり、 自分には 何の支配権もないと考える。

・ 今まで挙げた方法を 試してみようとする。

  しかし本当のリスクを 冒したりはしない。

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) 〕 より
 

 因みに僕は、

 「ボーダーの人が 激しく怒り狂っても、 それに甘んじるしかないと

 考え」ていました。

 「受容」 が 何より大切なことだと思っていました。

 当時は  「境界設定」 という情報が、 まだまだ希少でした。
 
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