これから述べる 怒りや批判を取り除く方法を、 生活の中で 実践してみてください。
最初は BPDでない人と練習しましょう。
実際の場で それを忘れたとしても、 気にしないでください。
訓練された専門家でも 難しいのです。
わずかでも前進したら、 自分を褒めてあげましょう。
○ 争わないコミュニケーション技術を用いる
第一歩は 聞き上手になることです。
身に覚えのないことで責められても、 防衛したり無視しないでください。
あとで 主張する機会があります。
相手の仕種などに 注意を払い、 感情を確認しましょう。
傾聴は学びのチャンスです。
傾聴の妨げになるものは、 自分の論点に夢中になること,
相手のメッセージを 勝手にねじ曲げることなどがあります。
傾聴していることを 示す方法としては、
相手を恐がらせない程度に 視線を合わせる,
体を相手に向ける, 腕を組まないなどが挙げられます。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕