ITU Telecom World 2016開会式の前日、日曜日でしたが日程の都合で会議が開催されました。
この日はBTS(スカイトレイン)という都心の高架電車を利用して、会場に向かいました。その車内でのスナップ。
王様葬儀服喪中なので、市民の多くは黒い服装を着ています。・・・若い欧米系観光客はこのような服装。 ・・おいおい。
地元の人たちの様子です。車内で、若い人のほとんどはスマホを操作したり見入っています。古いタイプのケータイは見かけません。バンコクの経済成長が著しくて、ICT(情報通信技術)の普及と低価格化がこのような風景を実現しました。
BTSの終点Mochit駅で降りて、タクシーに乗りました。
ですが、目的地への英語地名が通しません。持っていったスマホのデーターローミング(外国での無線アクセス;電話の発着信はオン)を費用節約のためオフにしていたので(1日980円、国により異なる)、スマホの地図を表示することができません。会場への紙の地図をプリントアウトしてくるのを手抜きしていました。この国で最大の展示場IMPACT、その最寄り駅のタクシーなので問題ないだろうとタカをくくっていました。
あれこれやり取りするうちに、彼が自分のスマホを取り出して地図を表示して操作し始めてようやくIMPACTの文字を地図の中に発見しました。”ドンムアン?”と聞いてきました、古い空港の近くであることを記憶していたので、Yes、Yesと答え、”ハイウェイーOK?”ときたので、OKと答えました。(高速道路料金は乗客の負担) ・・それでも30分くらい乗車して無事にたどり着きました。料金はメーターのとおりで、合計500円くらいでした。
この場内地図はスマホに取り込んでいたのですが・・・後の祭り。
会議の参加登録は事前にインターネットで済ませていたので、受付カウンターで素早く終了。ただし、身分証明としてパスポートを求められたのですが、ホテルの室内金庫に置いてきていて、・・・そのためスマホで撮影していた画像を見せたところ、それで確認してくれました。(以前は、外国ではパスポート現物の代わりに、カラーコピーを持ち歩いていたので)
参加者証としてIDカードが発行されました。建物の中は全員英語が使えました。
会議室の入り口では、IDカード(IC機能内蔵)をこの青いランプにタッチすることで参加資格を確認します。
この日の会議では、ITU事務総長Zao氏が議長でした。
ポディウムの一番右手に座っていました。
コーヒーブレークの時に、参加者と個別に話しに来たのでミーハー的にツーショットを撮ってもらいました。30年くらい前、ITU本部に勤務していたころの彼を知っています。中国郵電省から出向していた技術系職員でした。その後、中国の地位向上にあわせて、今や彼はITUのトップになっています。
この日の会議では、情報通信の標準化と途上国支援がメインの役割であるITUが、世界の大学や研究所と将来のICT研究開発について連携をはかるにはどうすればよいか、その一助として学術論文誌を創刊することを話しあったのです。
数年前に事務次長であったZao氏のイニシアティブで、ITUとアカデミアの連携活動が開始されたので特に彼の思い入れが強いのでしょう。