ホテルの朝食はビュッフェでした。・・テーブルに色々な料理を並べお客が好きなものを取るスタイルを日本では「バイキング」というのですが、(かつて帝国ホテルが考案して広まった)日本独特な呼称です。
ロシア定番の野菜は、ビーツ、トマト、きゅうり、人参、豆なので、まずはこんな生野菜(ビーツ、豆はゆでてあります)を取り、サーモン、ハムとチーズ、バターを少々。取ったパンはブラウン色ですが、白いのもありました。いわゆる黒パンはこのホテル朝食には出ていません。
同じホテルに泊まったカザフスタンの大学の先生に勧められて、小粒米のような穀物を煮たおかゆを食べてみました。少し塩をふると美味しくいただけました。名前を教えてもらったのですが憶えられません。
他にはソーセージ、ベーコンやハム各種、魚(酢漬け、マリネ)、玉子焼き、ゆでたまご、シリアル、ヨーグルトなど。
りんご、西洋なし、オレンジ、パイナップル(缶詰)、ミルク、トマトジュース、オレンジジュース、りんごジュース、ケーキ各種、コーヒー、紅茶、緑茶、水などが並んでいました。
こちらは大学の学生食堂で、学会参加者用のランチの一例です。
まずはトマトときゅうりの刻んだサラダとクランベリージュース。ブラウン食パン。スープとメイン料理は選択できました。スープはカレー味の野菜煮込みとサワークリーム、メインは豆や人参を炒めたものに米のつけ合わせ(またはマッシュポテト)でした。後は、コーヒーまたは紅茶です。
一人で夕食する日がありどこに行くか迷ったのですが、ホテル隣のビルの地下に大きなスーパーマーケットがあることを発見したので、店内見学に行ってみました。飲水の大瓶を買うためにもホテル周辺の探索は必須です。
鮮魚コーナーです。こんな並べ方では、美味しそうには見えませんね・・・食文化と感性のちがいでしょうか。値札は、キログラムあたり、数字はルーブル(1R=3.3円)。魚、肉、野菜、果物のほとんどは量り売り(セルフで測る野菜・果物もある)。
このコーナーでブルーべリージュースを買いました。飲料水の棚はフランスのエビアン、イタリアのミネラルウォーターにならびロシア産の各種が並んでいて、価格もまちまち。炭酸ガス入りかどうか、ロシア語で書いてあるので不明。0.5リットルのを2種、2リットルを一つ買いました。小さな方の一つは期待通りガス入りでした。
都会の真ん中なので、当然、パックされたランチや夕食、サンドイッチもあって、なんと「寿司」までありました。すべて「巻きずし」ですね、バラけなくていいのでしょう。
これはウオッカの棚、何十種類かの瓶がずらりと並んでいました。ウイスキーやジンもよく売れるようです、たくさんの種類がありました。
ラベルのデザインと値段だけで、選びました。
ビールのところも大小各種。・・レジで並んでいたら、すぐ前の若いアジア系男性がビールを2缶買ったのですが、レジ係のおばさんは「パスポートを見せて」と要求していました。え、という風でしたがポケットからパスポートを出して渡しました。つまり年齢確認をしていたようです。・・次に並んでいたボクには、証明書見せろとは言いませんでした。笑
案外まじめに仕事していることが分かりました。東南アジアの商店ではまずありえません。
野菜はセルフ量り売りで、自動秤で品名のボタンを押し重量と価格をプリントしたシールを作って袋に貼らねばなりません。ホテルでの一人分には多すぎることと、ロシア語がわからないので「レタス」とか「きゅうり」とかのボタンを押せません。
困っていたら、こんな野菜パックを発見しました。
天の助けとばかりにかごに入れ、ドレッシングかマヨネーズを探しました。いずれも一回分の少パックはありません。
そこで、小瓶入りのマヨネーズ(らしきもの)を購入しました。
ホテルの部屋で、持参のインスタント焼きそばを作って、そこにカット野菜をたっぷりほり込んで食しました。
今回はこんなこともあるかもしれないと小型電気ポット(220V用)を持参し、インスタント食品を多少詰め込んできました。
翌日、残りの野菜をサラダとして食べるため、例の小瓶を開けて白いとろりとしたマヨネーズ風をふりかけました。・・む。辛い。
改めて、ラベルを見ると端の方に大根のような絵が描いてありました。つまり、ホースラディッシュ、日本語では辛み大根をすったものでした。
これでは食べられない。今回、醤油は持ってこなかったので、持参したお吸い物粉末をお湯に溶いてそれをかけて食べました。