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Mikuのブログ

プーチン大統領への秋田犬の贈呈見送り 日露外交に必要なのは「哲学」

2016-12-11 18:09:00 | プーチン大統領・ロシア・北方領土

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12311

ロシアのプーチン大統領が15日に来日するのに合わせ、調整していた秋田犬の贈呈が、ロシア側の意向により、見送りとなった。 

プーチン氏は愛犬家として知られ、2012年には日本からメスの秋田犬が贈られている。プーチン氏は「ゆめ」と命名し、2014年にソチで安倍晋三首相と会談した際には「ゆめ」も首相を出迎えるなどして両国の友好関係を演出した。 

萩生田光一官房副長官は、「残念ながら昨日ロシア政府から連絡があり、『婿入り』はかなわなかった」と自身のメールマガジンで説明した(9日付時事ドットコム)。 

 

ご機嫌取りをしてもダメ

今回のことは、日本政府とロシア政府の外交に対する「姿勢の違い」を示唆している。 

大川隆法・幸福の科学総裁は、7日に行われた千葉・幕張メッセでの大講演会「真理への道」の中で、日本側が秋田犬の贈呈を打診していることについて、以下のように触れていた。


『秋田犬をプーチンさんに送るかどうか』、そんな相談をしています。(中略)相手はそんなもので心を動かすような人じゃないんですよ。(中略)もっと大きな、思想や哲学でもって自分の国を変え、世界を変えていこうとしている人たちの前で、姑息なご機嫌取りをしても、意味はないんです。本気で、ズバッと、日本の立場を、考え方を主張しなければ、いけないんです

 

2014年のウクライナ危機で、クリミア半島を併合したロシアに対し、欧米は一斉に非難し、経済制裁を課し、日本も歩調を合わせた。このときからロシア経済は急激に悪化している。しかし、クリミアにはロシア系住民が多く住んでいるため、実際には、侵略ではなく、邦人保護という意味合いが強かった。 

プーチン氏が訪問する山口県の食事や温泉は素晴らしいし、秋田犬もかわいいが、そうした表面上の友好を演出しようとしても、ウクライナ問題で敵対姿勢をとった日本が、本当に友好を深めるつもりなのか、ロシア側が確信を持てるはずがないだろう。 

アメリカの大統領選でドナルド・トランプ氏が当選してから、プーチン氏は電話で会談し、オバマ政権で決裂していた米露関係は修復される見通しだ。両国は新しい「世界的正義」の実現に向けて外交を展開していくだろう。そのとき日本はどうするのか。党利党略や支持率ばかりを見ていては、完全に国際的に蚊帳の外になってしまう。 

 

アジアのリーダーとしての「日本の哲学」

今回の日露首脳会談で、日本政府がなすべきことは、上辺だけのご機嫌取り外交ではない。日露両国が「世界的正義」を実現するために、両国の関係はどうあるべきかという「日本の哲学」を示すことだ。そのためには、まず何よりも平和条約の締結を優先させなければいけない。 

これからの外交は、軍備拡張を続ける中国への対応が大きな課題となってくる。そうした中で、日本はどのようにアジア地域の平和を守り、民主主義国の代表として正しい発展へと導いていけるか。日本には、「アジアのリーダー」としての役割が期待されていることを忘れてはならない。ロシアとの平和条約締結に向けた、日本の「哲学」を明確にした外交が急務である。(詩)

 

【関連記事】

2016年12月4日付本欄 日本が超えるべきロシアの構想 東アジアとヨーロッパが高速鉄道でつながる未来http://the-liberty.com/article.php?item_id=12289 

2017年1月号 「北方領土」解決の鍵は、鉄道にあり プーチンの「世界物流革命」 - 2●17年 日本のチャンスhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=12248 

2017年1月号 2016年の革命、これからの革命 ―トランプ、蔡英文、ドゥテルテから日本へ - 編集長コラムhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=12237

─ ─ ─ ─ ─

>>これからの外交は、軍備拡張を続ける中国への対応が大きな課題となってくる・・・日本には、「アジアのリーダー」としての役割が期待されていることを忘れてはならない。ロシアとの平和条約締結に向けた、日本の「哲学」を明確にした外交が急務である。


日本国内では、「哲学」が問われることはない。むしろ、「哲学」なんて関係ないという声が主流だ。どういう事なのだろうと考えてみたが、・・・それは・・・政治に興味のある人たちは、何か事が起きたらそれに対し国民それぞれが、それぞれのスタンスで考え、行き当たりばったりな政治を思い描いているかのようなのだ。

政治を今起きているノンフィクション小説を読んでいるかのように見て面白がっている向きが感じられる。

政治に興味なる人たちにとって政治家たちは生で演じる役者だ、その役者それぞれに性格があり、その性格を読みながら、ああだこうだと酒の肴にしている。「私はこの人が好き」「民主の〇〇はこうだろ」・・・そこで止まって、そこから抜け出せない。

そして、政治家がやることを後追いで見て、またああだこうだと酒の肴にする程度。

だから、自分たちの理解のできる範囲内でしか政治や政治家を見られない。

そこに、「哲学」などあっても、もっとわけがわからなくなるだけ。

また「哲学」に詳しいインテリにとって哲学とは得てして左翼思想以外の何物でもない。

だから日本人は「哲学」というと左翼か、「わっけわかりましぇ~ん」というかのどちらか・・・

・・・・百田さん辺りが限度みたいだ。

全体をみているとそういう感じなんじゃないかなぁ~・・・という気がする。

だから、日本では「哲学」がいらないかもしれない。

 

しかし、外交ではそれは通用しない。

大統領選でアメリカ人へのインタビューがテレビに出ていた。あれを見て私も、「まぁ“外人”もこんな程度なんだぁwww」と馬鹿にし切っていたが、実はそれも米左翼メディアの焼回しにすぎなくて、本当は20代の若者でも、びっくりするようなしっかりした考えを持っているものだ。アメリカじゃなくてロシアの若者の話でした)

それは多分、基本的に哲学的な考えというものを重視した教育がなされているからなのではないだろうか。

・・・もしかしたら英語という言語が哲学を語ったり考えるのに適した言語だとか?

前回の記事の中でトランプ政権移行チームの重要な地位にいるという人の言葉で、何が言いたいのかさっぱりわからない個所があり、それを揶揄したのだが、なにか哲学的な意味合いが含まれていたのかも…??

安倍首相は全マスコミ幹部を接待して自分に都合のいいように持っていくことに成功したが、まさかプーチン大統領もその路線でうまく北方領土返還へ持って行けると馬鹿みたいに都合のいい事考えているわけじゃないだろな?

 

日本のおもてなしも結構だが、政治は接待じゃない。

 



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