大飯稼動で節電目標引き下げ 原発の安定供給力を逆に証明
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関西電力は10日、大飯原発3号機のフル稼働に伴い、今年の夏の節電目標を15%から10%に引き下げたことを明らかにした。7月下旬にも大飯原発4号機がフル稼働するのでさらに引き下げを検討している。これにより今年の夏は、強制停電や大停電の可能性は大幅に低くなったと見られる。
大川隆法・幸福の科学総裁は、昨年の東日本大震災の発生直後から、代替エネルギーの開発や転換も必要だが、現時点では原子力発電以外の効率的な発電方法がない以上、今後も原発は必要と指摘。今回の大飯原発の再稼働で節電が大幅に緩和されたことは、原子力発電所の能力がそれだけ電力の安定供給に大きく貢献できることが逆に証明されたと言える。
資源関連では最近、日本や日本の周辺海域で資源探査や資源開発構想の発表が相次いでいる。
新潟県の佐渡島沖では新油田・ガス田の開発計画を6月18日に経済産業省が発表した。また、南鳥島南西にレアアースを高濃度で含有する「海底の泥」を採掘する計画、日本周辺のメタンハイドレードの採掘計画、そして、東日本から北日本にかけてかなり広範囲で分布する岩石からレアメタルを採取する構想など、夢のあるプロジェクトが動き出している。
これらのプロジェクトが進展し、本格的に生産を開始すれば、レアアースなどの輸出も夢ではなくなる。
加えて、従来の核分裂原子炉を臨界炉心融解しない「ヘリウムガス炉」への変換や、開発が進む核融合発電、次世代太陽光発電や地熱発電などエネルギー分野でも新技術の開発が進んでいる。
世界の人口はいずれ100億人を突破する。そうなっても飢えや紛争のない世界を実現しなければならない。そのために食糧・エネルギー問題の解決は不可欠だ。(弥)
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2012年6月23日付本欄 今夏の計画停電方針 命より脱原発が大事?
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【関連書籍】
幸福の科学出版ホームページ 『震災復興への道』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=38